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最新のインプラント治療

インプラント治療は厚生労働省が認可している治療なのですが、健康保険が適用されませんので、すべてが自由診療となります。

 

 

 

自由診療ということは治療をする医療機関が自由に診療報酬を決定できるので、インプラント治療は保険適用診療のようにどこの医療機関でも同じ治療費ということはありません。一概にインプラント治療とは言っても材料は治療の過程に大きな違いがありますのでその点においても費用は医療機関によって大きな差ができています。

 

 

 

しかしながらインプラント治療は以前と比べると治療をする人も治療のできる医療機関も増えていますのである程度の治療費の相場は存在します。治療費を調べるにはあらかじめインターネットなどを調べればある程度の治療費の相場がわかりますから、ある程度の治療費の知識を持って医療機関にかかるほうがよいでしょう。

 

 

 

ただし難しいのはインプラント治療においては安いから質の引く治療だとか高い治療だから良い治療であると一概には言えないとこにあります。

 

 

インプラントのメリット・デメリットについて

 

 

 

 

抜け落ちた歯の再生治療方法として近年注目されているインプラントという治療法があります。

 

 

 

これはなくなった歯の部分の歯茎にフィクスチャーと呼ばれるネジのようなものを埋め込み、それを土台にして人工の歯を埋め込むというような治療法です。

 

 

 

インプラントを行うことによるメリットは、咀嚼の能率が天然の歯の80%と高く、部分入れ歯やブリッジに比べて咀嚼時の違和感を感じることなく自然に食事することができるという点です。

 

 

 

またブリッジのように他の歯を削ることによって、その歯の寿命までも削るというようなこともありませんし、見ため的にも良いということもメリットとして挙げられます。

 

 

 

しかしその反面デメリットとしては、治療期間が長期にわたり、その上費用がその他の治療法に比べてかなり割高になってきます。

 

 

 

治療期間はおよそ3ヶ月〜1年にわたり、費用は1本につき約15〜30万円はかかります。

 

 

 

術後も定期的に検診する必要性があり、普段から歯磨きをきっちり行う必要性が出てきます。

 

 

 

その他歯周病があったり骨の量が少ない場合は受けられないという条件があったり、最悪の場合は失敗することもあります。

 

インプラント治療を受ける前にしなければならないこと

 

 

インプラント治療を受けようと考えている人必ずしなければならないことがあります。私のインプラント経験から言いますと、重要なことは二つあります。

 

 

 

一つ目はインプラントはかなり難しい技術の必要な治療なのでインプラント治療に実績のある歯科医院をしっかり探すということです。近いからとかじっとお世話になっているからとかで歯科医院を決めることは避けるべきです。自分で納得してインプラント治療してもらえる歯科医院を探すことが満足のいくインプラント治療の基本となります。二つ目はインプラント治療は健康保険が適用されませんので高額な治療費がかかってしまいます。

 

 

 

それはわかっていてインプラント治療を受ける人が多いでしょうが、治療が進んでいくうちに初めに考えていた治療費よりも多く治療費がかかってしまうことも稀ではないということです。インプラント治療を受けるということは自分で考えているよりも費用が多少多くなっても構わないくらいの費用の余裕があったほうがよいでしょう。

 

 

インプラントの寿命について

 

 

インプラントを子なう方の基礎知識として知っておいてほしいものは、インプラントの寿命というものがあります。インプラントはすべて人工のものを使って行いますので、必ず寿命というものがきてしまうわけです。その寿命がどれくらいの単位でやってくるのかということは、知っておいた方がよろしいものになります。いずれ再手術をしなければいけない事も考えられるからです。

 

 

 

では、そのインプラントの寿命ですが、人工歯とインプラントでは差があります。まず人工歯の部分ですが、非常に酷使しますので寿命はそれほど長くないと思ってください。基本的に5年程度になります。比較的短いスパンで寿命がやってきてしまいます。

 

 

 

一方で、インプラント部分はかなりの寿命になることが一般的です。20値に上は持つこともあると言われていますので、インプラントを交換するまでに人工歯を何度も交換するような状況になるわけです。

 

 

 

ちなみに定期的にメンテナンスを行うとさらに寿命を延ばすことも可能です。ですので、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けるべきです。

 

 

インプラントを検討している人への注意点

 

 

インプラントは、歯周病や虫歯になったり、入歯を作るときなどに勧められることがありますが、インプラントは、外科手術であり、料金も安くはないので、良く検討したうえで決めることが大事です。

 

 

 

インプラントは、なくなった歯の土台となり、その上に新しい歯をかぶせるだけで、通常の歯と同じように噛む事が出来るようになるので、画期的な治療方法ではありますが、外科手術ですので、患者の体調や執刀医の腕によっては神経麻痺が残る場合もあります。手術後に血が止まらなくなったり、数年で歯が抜けるなど、色々なトラブルが起きているのも事実ですので、インプラントをする病院や執刀医は良く調べておいた方が良いです。

 

 

 

インプラントは自由診療で高い治療費が取れるがゆえに、技術力のない歯科医がインプラントをする場合もあります。

 

 

 

インプラントを検討している人は、小さなクリニックよりは、大手の大学病院などのベテラン医師に執刀してもらい、しっかりと説明を聞き、デメリットを了承した上で、手術してもらってください。

 

 

インプラントはインプラント専門クリニックがお勧め

 

 

 

インプラントの治療を受ける時に注意したいのがクリニック選びです。基礎知識として重要になるのが、インプラントの専門クリニックというものがあるというものです。インプラントの治療は一般の歯科でもしっかりとした意思でしたら行うことができます。しかし、インプラントは症例数は多くあるようなクリニックで行っていただいた方が安全です。インプラントの治療ですが、100パーセント成功するとは限らないからです。一部失敗した事例も報告されていますので、注意をして対応しなければいけないと思っていただければよいでしょう。

 

 

 

そもそもインプラントを行うクリニックつについてですが、注目していただきたいのが前記したインプラントの専門クリニックです。専門クリニックでしたら基本的に症例数が多くなります。そしてそちらで働くドクターは基本的に、インプラントの認定医となります。インプラントの認定医は専門的に、インプラントの専門的な知識を学んだドクターとなります。

 

 

 

インプラントの専門クリニックは、クリニックとしてもドクターとしてもハイレベルな存在というわけです。

 

 

 

 

インプラントの治療費の一部を取り戻す

 

 

インプラント治療は健康保険が適用されませんので一本の治療であっても数十万円、複数本や多数の本数の治療をすれば数百万円の治療費がかかることも稀ではありません。

 

 

 

しかし一部のインプラントの治療費を取り戻す方法があります。それは確定申告をして医療費控除を申請することです。これは取り戻すというよりも納税した税金の還付を受けるということになります。

 

 

 

確定申告といえば少し面倒な感じもしますが、書類を数枚書くだけで誰でもそんなに難しいことではありません。

 

 

 

納税額によりますが、高額納税をしている場合などはかなり大きな金額が還付されますから所得税を払っている人は必ず確定申告をすべきでしょう。もちろん、納税している人の家族でも構いません。

 

 

 

しかし、医療費控除は一年間で200万円までになっていますので、注意すべきでしょう。そのためには払った分の医療費の領収書はからなずもらっておくようにしておくことです。交通費なども対象になります。

歯科インプラント治療に関しよくあるご質問

インプラントとは何でしょうか? インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。心臓のペースメーカー、人工関節、美容成形の目的で体内に埋め込むシリコン材料等は、いずれもインプラントです。歯が無くなった場合に、顎骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つであり、正確には歯科インプラント(デンタルインプラント)と呼称されます。しかし一般的には、歯科インプラントの意味で「インプラント」という言葉が用いられることが多いので、以下インプラントという言葉を使用します。

 

Q 2インプラント治療の歴史について教えてください。 ヨーロッパでは上顎に鉄製のインプラントが埋まっている紀元3世紀頃のローマ時代の人骨が発見されています。また、中南米では下顎に貝で作られたインプラントが埋まっている紀元7世紀頃の人骨が発見されています。このように、インプラントの歴史はとても古いのですが、確実な治療法になったのは比較的最近です。1952年に金属のチタンを骨の中に埋めると骨と結合する現象が発見され、1965年にスクリュー形状(ネジのような形状)のチタン製のインプラントの臨床応用が開始されました。骨と結合するインプラントの登場によって、インプラントの臨床成績は著しく向上しました。このように骨と結合するインプラントの臨床結果が優れていることが世界的に知られるようになったのは、1980年代になってからです。その後、インプラントには様々な改良が加えられ、臨床成績がさらに向上しています。

 

Q 3インプラント治療とはどのような治療でしょうか? 齲蝕(虫歯)や歯周病(歯槽膿漏)によって、また外傷によって歯を失うことがあります。またヒトによっては先天的に歯が無い場合があります。そのような歯が無い部位の顎の骨にインプラントを埋め、そのインプラントに義歯を付ける治療方法がインプラント治療です。インプラント治療は1本の歯がなくなった場合から全部の歯がなくなった場合まで、適用できる治療方法です。

 

本歯が無い場合のインプラント治療上の顎に全く歯が無い場合のインプラント治療

 

 

Q 4インプラントの材料は何でしょうか? 咬合力に耐えられる強度があり、生体親和性が高く、骨との結合することから、現在インプラント材料としては、主にチタンあるいはチタン合金が使用されています。インプラントと骨との結合を促進する目的で、インプラント表面を様々に改変したインプラントが多く用いられています。

 

Q 5インプラントの構造を教えてください 骨の中に埋める部分をインプラント体、インプラント体と義歯の間の部品をアバットメントと呼びます。一般的にアバットメントはスクリューでインプラント体に固定されています。

 

アバットメントの上に義歯が付きますが、義歯がインプラント体に直接付く場合もあります。義歯が外れないように、セメントを用いて義歯を付ける場合と、スクリューで義歯をアバットメントあるいは義歯をインプラント体に付ける場合があります。このように、セメントあるいはスクリューで義歯を付けた場合、患者さん自身で義歯を外すことは不可能です。 一方、インプラント体の上に特殊な装置(アタッチメント)を付けて、義歯の内面にもそれと接続可能な装置を付けることで義歯(入れ歯)を安定させると同時に、 患者さん自身が義歯を取り外すことが可能な治療法があります。このようなインプラントを用いて取り外し可能な義歯を安定させる治療法を、インプラントオーバーデンチャー(implant-supported overdenture)による治療法と呼びます。

 

インプラント体にアバットメントを接続するインプラントはツーピースインプラント(two-piece implant)、インプラント体とアバットメント部分が一体となっているインプラントはワンピースインプラント(one-piece implant)と呼ばれます。

 

 

 

インプラントとその上に付ける義歯の構造 骨の中に埋める部分をインプラント(a)、インプラントと義歯の間の部品をアバットメント(b)と呼びます。一般的にアバットメントはスクリュー(c)でインプラント体に固定されています。この図のように、アバットメントの上にセメントを用いて義歯(この図の場合は冠、d)を付ける場合と、スクリューで義歯をアバットメントに、あるいはスクリューで義歯をインプラント体に付ける場合があります。インプラントを用いて、取り外し可能な義歯を安定させる治療。このような治療をインプラントオーバーデンチャーによる治療という。インプラントを用いて義歯を安定させる仕組み(A)と治療例(B)。インプラント体にアバットメントを接続するインプラントはツーピースインプラント(two-piece implant) (A)、インプラント体とアバットメント部分が一体となっているインプラントはワンピースインプラント(one-piece implant) (B)と呼びます。

 

 

Q 6インプラント治療以外の治療法についても、説明してください。 歯が無くなった場合、歯を無くした部位にもよりますが、咬めない、喋りにくい、みっともないといった不具合が起きます。その不具合の解決方法として、 取り外し可能な義歯による治療(図5)、ブリッジによる治療(図6)、インプラント治療(図7)が考えられます。

 

その他には、歯が無い部位に口の中の他の歯を移植する歯の移植による治療も考えられます。それぞれの治療法には利点と欠点があります。どの治療方法を選択するかは、慎重に決める必要があります。歯科医師の説明を良く聞いて、不明な点については遠慮されずに質問されることをお勧めします。

 

 

取り外し可能な義歯による治療ブリッジによる治療インプラント治療

 

 

Q 7インプラント治療の利点は何でしょうか? インプラント治療の利点は、義歯をしっかりと固定できることです。インプラント治療においては、残っている歯を削ったり、残っている歯に義歯を安定させるための装置を付けたりすることはしません。残っている歯に負担をかけずに治療をおこなうことができることも、インプラント治療の利点です。

 

Q 8インプラント治療の欠点は何でしょうか? インプラント治療の欠点として、インプラントを埋入するための手術を受ける必要があるため、全身状態が良くない場合には適用が難しいこと、治療期間が長いこと、治療費が高額であることが挙げられます。 現在のインプラントは骨に結合するのですが、粘膜との結合が強くないため、天然の歯に比較すると感染に弱いことも欠点です。さらに、インプラント埋入予定部位に骨が十分に存在しない場合、治療が困難であることも欠点です。 またインプラント治療において問題が起きた場合には、その問題の解決が難しいことも欠点です。

 

Q 9インプラント治療法には様々な方法があると聞いていますが、その方法の違いを教えてください。 インプラント治療には1回法と2回法の二つの方法があります。「1回法」においては、インプラントを顎の骨に埋めた直後に、インプラントの一部、あるいはインプラントの上部に付けた部品が粘膜の上に露出します(図8A)。 一定期間(下の顎では2-3カ月程度、上の顎では4-6カ月程度)を経た後に、型を採って義歯の作成をおこないます。「2回法」においては、インプラントを顎の骨に埋めた後に、その上を粘膜で完全に覆います。 そして、一定期間(下の顎では2-3ヶ月程度、上の顎では4-6ヶ月程度)を経た後に、インプラント上部の粘膜を再度切開して(2回目の手術)、その上に部品を付け、1回法と同様に義歯の作成をおこないます(図8B)。

 

インプラントを顎の骨に埋入した後に、インプラントが骨としっかりと結合するためには一定の期間が必要です。 インプラントを埋入してからインプラントが骨と結合するまでの期間は、インプラント埋入部の骨の状態や使用したインプラントによって異なります。 したがって、インプラントを埋入してから、義歯を付けるまでの期間は個々の症例において判断されています。インプラント埋入した直後に、インプラントに義歯(通常は仮の義歯)を付ける治療法を「即時荷重」と呼びます。 一定期間を経て、最終的な義歯を作成して、装着して治療を終了します。即時荷重をおこなっても、治療開始から終了までの期間はあまり変わりませんが、インプラント埋入手術直後に義歯を装着することで、術後の不便さを解消することができます。 即時荷重にはすぐに歯が入る利点もありますが、しかし、症例の選択が難しく、また術者の経験と技術が必要な治療です。 もし担当医から即時荷重を提案された場合には、治療を受けた場合に起きるリスクについても充分に説明を受けてください。

 

インプラント治療における一回法(A)と二回法(B)

 

 

Q 10インプラント治療は誰でも受けることができるのでしょうか? 他の歯科治療と異なり手術を伴う治療であると同時に、治療終了後も十分なケアが必要です。 高血圧症や心臓疾患等の循環器系疾患、喘息等の呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗鬆症等の疾患、腎臓や肝臓の機能障害がある場合には注意が必要です。 また、現在服用されている薬によっては、インプラント治療が適さないこともあります。 インプラント治療を担当する歯科医師から、全身状態や服薬状態について聞かれた場合には、正確に答えてください。インプラント埋入予定部位に充分な骨が存在しない場合には、インプラント治療をおこなうことが困難です。 インプラント埋入手術の前、あるいは埋入手術と同時に骨を造るための手術をおこなうことで、インプラント治療をおこなうことは可能ですが、患者さんの負担が増加します。さらに、歯周病に罹患している患者さんや喫煙される患者さんにおいては、治療後のインプラントの残存率(寿命)が低いことが知られています。歯周病に罹患している場合は歯周病の治療を優先しておこない、喫煙されている場合は減煙あるいは禁煙してから、インプラント治療を受けることをお勧めします。

 

Q 11現在歯周病に罹っていますが、インプラント治療を受けることができますか? 歯周病に罹患している患者さんにおいては、治療後のインプラントの残存率(寿命)が低いことが報告されています。 歯周病に罹患している場合は、歯周病の治療をおこなってから、インプラント治療をおこなうことをお勧めします。

 

Q 12インプラント治療の費用について教えてください。 通常のインプラント治療には健康保険が適用できませんので、全額患者さん負担の自費診療となりますので、治療費は高額になります。 しかし、最近外傷や腫瘍等の病気で顎骨を失った場合や、その部位に骨移植をおこなって再建した場合、先天的に歯や顎骨を欠損している場合に限って、インプラント治療に健康保険が適用されることになりました。 治療前の検査、インプラントを埋め込む手術、義歯による治療を含めて、治療が全て終了するまでに必要な治療費を、しっかりと確認してから治療を受けるようにしてください。

 

Q 13インプラント治療の治療期間について教えてください。 インプラント治療においては、治療を開始から治療終了までの期間は、個々の症例によって異なります。顎の骨にインプラントを埋めてから、インプラントに骨が結合するためには、一定の期間が必要であり、この期間はインプラントを埋めた部位の骨の状態に大きく影響されます。 また、インプラント治療部位の骨の造成が必要な場合には、さらに治療期間が延びることになります。 インプラント治療を受ける前には、治療期間についても、しっかりと確認してから治療を受けるようにしてください。

 

Q 14インプラント治療の手順について教えてください。 インプラントの治療は、順番に「インプラント埋め手術」、「義歯の作製と装着」、「メインテナンス」と続きます。インプラント治療においては、インプラントを顎の骨に埋入する手術(インプラント埋入手術)を受けなくてはなりません。 インプラント治療の方法として2回法が選択された場合、インプラント埋入手術と、インプラントの上部の粘膜を切開する手術の2回の手術が必要です。 骨の造成が必要な場合は、インプラント埋入手術の前に別個におこなう方法と、インプラント埋入手術と同時おこなう方法があります。インプラント埋入した後、一定期間を経て、型を採ってインプラントの上に付ける義歯の作成をおこない、義歯を装着します。インプラント治療が終了した後、定期的に治療を受けた歯科医院に通院し、インプラント治療を受けた部位を含めて問題が無いかを診てもらうことを「メインテナンス」と呼びます。 治療を受けた部位に何も不具合が無い場合も、定期的に通院して診てもらうこと(メインテナンス)は、治療した状態を長期良好に維持するために大変重要です。

 

Q 15インプラント治療の前にCTを撮る必要があるのでしょうか?≠B影することで、上顎、下顎の骨の3次元的構造、骨の内部にある神経や血管の走行、さらにインプラント埋入予定部位の周囲の組織の状況が明らかになります。全ての症例にCT撮影が必須であるとは言えません。 しかし、CTを撮影することで、顎の3次元的な解析が可能ですので、より安全で確実なインプラント治療に繋がることは確かです。

 

Q 16インプラント治療は痛くないのでしょうか? インプラント埋入手術の際には、歯を抜いたり歯を削ったりする時に使用する局所麻酔を使用します。 また手術時間が長い場合でも、麻酔医がいるところでは静脈内鎮静法を用いることで、楽に手術を受けることができます。 したがって、手術中に痛みを感じることはありません。しかし、麻酔効果は一定時間しか持続しませんので、手術後には鎮痛薬(痛み止め)を服用していただきます。術後の痛みは、症例によって異なりますし、痛みの感じ方の個人差もありますが、通常の場合、鎮痛薬を数回服用する程度で、痛みは次第に治まる筈です。 術後に長期間痛みが継続する場合は、担当医に問い合わせてください。

 

Q 17インプラント治療後の腫れはありますか? インプラント埋入手術後、インプラント部が腫れます。腫れる程度は手術の状況によりことなりますが、次第に腫れは引きますので心配はいりません。 また手術部位に関連して内出血が起きて顔の一部が紫色になることがあります。このようになった場合にも心配はいりませんが、治療を受けた先生にご相談ください。

 

Q 18インプラント治療後の注意を教えてください。 インプラントは骨としっかりと結合しますが、天然歯と比較すると粘膜との結合が弱いため、感染し易い欠点があります。したがって、歯ブラシやその他の器具を用いた患者さん自身による毎日の口腔清掃が極めて重要です。 さらに、治療後の良好な状態を長期維持するためには、定期的な経過観察(メインテナンス)が欠かせません。 患者さん自身による口腔清掃が十分でない場合あるいはまた定期的なメインテナンスがおこなわれない場合、問題が起きる可能性が高くなります。

 

Q 19インプラント治療後に定期的に来院するよう指示されました。その理由について教えてください。 治療後の良好な状態を長期維持するためには、治療を担当した歯科医による定期的な経過観察(メインテナンス)が極めて重要です。 インプラント治療後に起きる問題を未然に防止するため、あるいは問題が起きても早期に解決するためには、メインテナンスが重要であることをご理解ください。

 

Q 20インプラント治療終了後に起きる可能性のある問題について教えてください。 義歯の破折(義歯の一部が欠けること)、義歯の脱落が起きることがあります。義歯を固定しているスクリュー、または、アバットメント(インプラントと義歯の間の部品)を固定しているスクリューの緩みが起きることがあります。 またインプラント周囲の感染(インプラント周囲粘膜炎あるいはインプラント周囲炎)が起きることがあります。インプラント周囲粘膜炎はインプラント周囲の粘膜に限局した病変ですが、インプラント周囲炎はインプラント周囲の骨の吸収をともなう病変です。 インプラント周囲炎はインプラントの喪失に繋がりますので注意が必要です。これらの問題を予防するためには、患者さん自身がおこなう日常の口腔清掃が重要です。 さらに、患者さん自身が治療部位を含めて日頃から口腔内の状況に関心を持ち、もし何か変わったことがある場合には、治療を受けた歯科医(歯科医院)に直ちに連絡して診てもらうことが重要です。 治療後の経過が順調な場合も、治療を担当した歯科医(歯科医院)の定期的な経過観察(メインテナンス)を受けることを忘れないでください。

 

Q 21インプラント治療を受けた場合、MRIやCTによる画像診断への影響はありますか? チタンあるいはチタン合金のインプラントを用いてインプラント治療を受けた場合、そのインプラントがMRIによる画像診断に影響を及ぼすことはありません。しかし、インプラントの上部に磁石が付いた構造物が装着されている場合には、MRIの画像が乱れることがあるので注意が必要です。また、チタンのインプラントが埋まっていることによって、CTによる画像診断が影響されることもあります。

インプラントの利点

?自分の歯と同じように良く噛める?見た目が自然?違和感が少ない?発音に支障をきたすことが少ない?通常の入れ歯のようなズレや、入れ歯の下に食べ物が入ったときなどの痛みがない?他の歯を削ることなく治療できる

 

 

インプラントの治療費

 

インプラント治療の価格にばらつきがあります。これは、@地域差Aその先生の経験度B使用インプラントCその先生の考え方が価格に反映されるからだと考えられます。

 

 

全国的な統計として平均的な治療費は25万〜45万円といわれています。

インプラントの手術方法

多彩な手術法の中から希望や予算に応じて手術法をチョイス!

 

インプラント治療といえば、一般的には2回に分けて外科手術を行う「2回法」が主流。それ以外にも、短期間に治療を済ませたい人のための手術や、よりインプラントを長持ちさせるための補助手術など各種行われています。骨や歯の状態によって、できる手術が決まってきますので、医師に条件やメリット・デメリットなどをしっかり確認しましょう。.

 

1回法手術と2回法手術

 

インプラントの手術には「1回法」と「2回法」という2種類の方法があります。

 

 

■2回法手術歯肉を切開する外科手術を2回行うことから「2回法」と呼ばれます。多くのクリニックのインプラント手術では2回法を採用しています。2回法ではまず1次手術で歯肉を切開し、ドリルでアゴの骨に穴を開け、歯の土台となるインプラント(人工歯根)を埋め込んだ後、一度歯茎を閉じてインプラントと骨が結合するまで2〜6ヶ月間おきます。インプラントが安定したら、2次手術で再び歯肉を切開してインプラントの頭を出し、「アバットメント」と呼ばれる結合部分をインプラントの上部に装着します。最後に人工歯をアバットメントに取り付けて治療は完了です。

 

 

■1回法手術2回法と違い、外科手術を1回しか行わないのが「1回法」です。2回法ではインプラントとアバットメントを別々の手術で装着しますが、1回法ではインプラントとアバットメントを一度の手術で装着します。インプラントとアバットメントがあらかじめ一体になったパーツを埋め込む「1ピース型」と、インプラントを手術で埋め込んだ後でアバットメントを取り付ける「2ピース型」があります。また、1回の手術でインプラントとアバットメントの装着だけでなく、仮歯や人工歯まで当日取り付ける「即時負荷」という方法もあります。

 

 

2回法は外科手術を2回行うため体に負担はかかりますが、インプラントがしっかり定着してから人工歯を取り付けるため、ほとんどのケースで治療が可能です。また骨が少ない人は2回法で治療することになります。

 

一方で1回法では短期間で治療できるメリットがありますが、骨がしっかりしていて硬いことが前提となるため、誰でもできるというわけではありません。どちらの方法がよいかは、一人ひとりの環境次第ですので、担当医とよく相談してみましょう。

 

 

補助手術とは?

 

人によってはインプラント治療を受ける前や手術時に、「補助手術」と呼ばれる補助治療が必要になる場合があります。これはインプラントの土台や支えとなる骨を強化したり、周辺環境を整えたりする手術で、インプラントを定着しやすくするためのものです。

 

 

■GBR(骨誘導再生法)インプラントを埋め込む部分の骨が歯周病などで痩せてしまっている場合に、骨組織の再生を促して必要な骨の量を確保する手術です。インプラントを埋め込んだ際、骨が足りない部分に自分の骨を移植したり骨補填剤を入れ、「メンブレン」と呼ばれる人工膜で覆い、骨の再生を促します。およそ4〜6ヶ月ほどおいてから人工歯をかぶせます。

 

 

■サイナスリフト上顎の骨の厚みが少ないためにインプラントを固定できない時や、多くの歯が欠損しているときに行う手術です。上顎の歯槽骨の上部には上顎洞(サイナス)と呼ばれる大きな空洞があり、そこに骨移植手術を行うことでインプラントに必要な骨の厚みを作り出します。骨が定着するまで約3〜6ヶ月ほど待ってから、インプラントの手術を行います。

 

 

■GTR(組織再生誘導)歯周病などで歯肉・歯根膜・歯槽骨などが壊れている場合、歯周組織の再生を誘導する治療法です。歯周病に冒された歯槽骨の表面を削り、メンブレンで覆って清潔な環境を保ち、歯槽骨や歯根膜の再生を守ります。およそ数ヶ月を経て、無事に再生されたら通常のインプラント手術に進みます。

 

 

■ソケットリフトインプラントを埋入するため骨に穴を開けた際、穴の奥にある歯槽骨と上顎洞粘膜を叩いて持ち上げ、そこに骨移植を行うことで不足した骨の厚みを生み出した上でインプラントを埋入する方法です。

 

 

■ボーングラフトインプラントを入れる場所の骨が大幅に足りない場合に、他の部位から持ってきた骨を移植することで補う方法です。自分の骨以外に、人工の骨補填材を使うこともあります。

 

 

画期的な手術方法も

 

最近では手術した当日から歯が入ってしっかり噛める方法や、一度に4本の歯を入れられる画期的な手法も登場しています。ただすべてのクリニックが取り扱っているわけではありませんので、くわしくは医師に相談してみましょう。

 

 

■抜歯即時埋入文字通り、歯を抜いた当日にインプラントを入れる手術方法です。通常、傷んだ歯を抜いてインプラントを入れる場合、抜歯後の穴が治癒するまでに数ヶ月かかるため、通常のインプラントより治療期間が長くなるといった事情がありました。こうしたデメリットを解消するために開発されたのが「抜歯即時埋入法」で、抜歯した穴にインプラントを入れ、インプラントと穴の隙間に人工骨を入れます。

 

場合によっては同時に人工歯もかぶせられるため、2回以上かかっていた手術が1回で済み、従来の治療期間の半分以下に短縮できます。ただし骨の量が十分であることや歯周病がないことなどの条件があり、誰でも受けられるわけではありません。

 

 

■オールインフォー片アゴ4本のインプラントで、10〜12本の固定式人工歯を支える手術法で、総入れ歯の方や、残された歯を保存することが難しい方向けに開発された手法です。全ての歯を失った場合、これまで片あごで12本の歯を支えるために8〜14本のインプラントを埋め込むのが一般的でした。肉体的・金銭的に負担が大きいのが難点でしたが、オールインフォーでは片アゴに4本のインプラントをバランスよく埋め入れ、1つにつながった固定式の人工歯を固定することでカラダの負担を軽減。比較的短期間で治療を終えることができます。

 

ただし自分の歯が全くない状態でしか施術できないため、まだ使える歯も抜く必要がありますので、よく考えてからの治療をおすすめします。

インプラント費用のしくみ

最近の歯の治療法の一つに、インプラントが注目されています。インプラントは、見た目が天然の歯と違いがわからないほど自然です。またあごの骨にインプラントの土台となる人口歯根を埋め込むので、歯のかむ力が衰えることがありません。歯茎の状態やかみ合わせもよく、今後の治療法として選択肢の一つと考える人が増えてきています。

 

いざインプラント治療をしたいと考えるにあたって、一番のネックは治療費の高さです。治療費が高くなる一番の理由は、保険が適用外であるということです。しかも、治療費は各歯医者さんで料金設定ができる為、金額も各病院によって様々です。同じ治療でも、金額が違うということもあり得ます。そこで、なぜインプラントがここまで費用が高いものなのか、費用の仕組みについて知っていきましょう。

 

まずインプラントは、通常の治療と大きく違うところは、手術という扱いになるということです。またあごの骨の状態や口の中の状態によって、治療方法も異なってきます。なので一概にインプラントののみの金額で済むとは限りません。治療前には、CTなどの検査や診断の費用もかかります。

 

インプラントの治療について、大きく3つの費用が大きくかかってきます。まず一つ目は、人口歯根を埋め込む為の手術と人工歯根の金額です。人工歯根に使う素材で金額の違いが発生してきます。主にチタン製の物が多いですが、糖尿病や骨粗鬆症の人などはHAインプラントを使用することになります。インプラントの費用の大部分がこの手術代になります。病院によって違いもありますが、手術代はおおよそ1本につき20万ぐらいが多いです。

 

二つ目は、土台となる部分の費用です。土台に関しては、種類も色々ですがメタル素材のものであれば4万円程度になります。

 

三つ目は、かぶせものの費用です。これはかぶせものの種類によって、金額に大きな違いが出てきます。数万円〜数十万円までと幅広くあるので、素材の違いについてよく相談しましょう。

 

これらを合計した金額が、インプラントの費用として記されています。費用の表示は、インプラント1本30万などと書かれているパターンが増えてきています。その他にも、インプラント○円、上層部○円と内訳が書かれている場合とあります。1本いくらと示されている場合は、上層部の金額が含まれていない場合もあります。なので治療費の内訳をきちんと確認しておきましょう。

 

このほかにも、インプラント治療する本数が増えれば、その分手術代が高くなります。手術する場所によっても、手術代が異なることがあります。長い治療期間になりますので、医師との相性や治療法に納得した上で行うことがお勧めです。

 

インプラント治療を受ける際の歯科医院の選び方

私が歯を失ってしまったとき、治療の為の時間的な余裕が無かった為に、一定期間欠損歯を放置してしまいました。しかしながら、この欠損歯の放置は、容姿だけではなく、骨にも影響がでてきます。歯の根の部分は歯を固定し、歯を支えている部分で、欠損歯を放置してしまう事で周りの骨は痩せ、健康な歯が移動してきてしまいました。そして、歯のかみ合わせが悪くなり、歯並びに大きな影響が出てきました。そして、この欠損歯の放置は、肩こりなどの健康面にも影響を及ぼし、顔の輪郭にも影響し、食事での咀嚼の問題から消化器官に負担がかかるようになってしまいました。このような問題から歯の重要性に気が付き、食べる事や話す事という行動は歯と深く係わり合いがあるのだと理解しました。日常生活の中で食事を楽しみ、他の人とコミュニケーションをとるという事は、健康な歯が重要な役割を担っています。そして、この健康な歯での咀嚼という行為は、唾液の分泌とも係わり合いがあり、唾液は口腔内の洗浄や殺菌作用があるために、唾液の分泌量が低下した状態が継続してしまうと、口腔内の健康に影響を与える事になるのです。私は口腔内の健康を保つ為に、欠損歯の治療にインプラント治療を選びました。歯を失った際の治療法として、天然歯と変わらない機能を再現できるインプラント治療では、一般的な歯科治療とは異なる高度な技術や設備が必要となる為に、歯科医院選びが重要に成ります。その為に、予め幾つかのポイントを押さえ歯科医院を選ぶ必要があるのです。ここではインプラント治療を受ける際の歯科医院の選び方についてお話致します。先ず最初に、インプラント治療を受ける際には、ドクター選びが重要になります。そのポイントとしてドクターのこの治療に関する知識の量が重要になります。最新の技術を取り入れる為にセミナーなどに参加し、常に新しいスキルの習得に取り組んでいるドクターを選ぶ事が重要になります。そして、この治療を受ける際には、良く患者側の要望を聞き、この特殊な治療を説明してくれるようなドクターを選ぶ事も重要です。

そして、高度な医療設備を使用しレントゲン撮影や三次元画像を使用しての口腔内の詳細な情報の収集を行い、そのデータの詳細をきちんと説明をしてくれるドクターであることも重要なポイントです。これらのドクターに関する情報は、歯科医院のホームページやインプラント治療前のカウンセリングなどで判断する必要があります。その為、この治療を受ける際には、このようなドクターの方の知識や技術を予め把握し、治療を行ってもらう必要があります。次に、この治療を受ける際にはクリニック選びも重要なポイントです。歯科医院選びとして、医院に清潔感があり、各医療スタッフが良好な雰囲気で仕事をしている事が重要です。又、歯科医院選びで重視する点として、国家資格を取得した歯科衛生士がそろっているというポイントもあります。そして、インプラント関連の最新の設備が整っている事を確認する事も重要で、事前にどのような専門的な機器が備え付けられているのかを確認しておく事も必要です。このようにきちんとしたインプラント治療を受ける際には、予めこのようなポイントを確認しておく必要があります。

 

日本口腔インプラント学会に所属する専門認定医は下記サイトをご覧下さい。

 

 

インプラント治療は長期戦

 

 

インプラントの治療は長期間に渡ることが多く、私の場合も仕事やプライベートの忙しい時期とも重なったこともあり、長い通院となりました。事前に計画をしっかりと立てることが重要です。また、歯科医と治療の前の計画を話し合う際は急に忙しくなった場合にどのタイミングならある程度時間をあけることができるのか、治療と治療の間で多少時間をとれる時期はどのなのか聞いておく必要があります。私の治療をしてくれた歯科医の先生も仕事などの都合で治療の計画を変える必要が出るとこもあるでしょうからと、事前にどのタイミングなら多少通院の間隔があいても構わないかなどの説明をしてくれました。インプラントの治療は基本的に社会人が行うことが多いので、大切な治療とはいえ治療の時期の変更が全くできないようでは困ります。また、事前に忙しくなる時期が分かる場合はできるだけ詳しく予定を説明して、治療の開始時期や治療計画を事前に話し合っておく必要があります。私も家族の結婚式などのプライベートの予定が入っていたので、治療の開始を遅らせる事になりました。治療の計画の柔軟性も大切ですが、前もってわかる予定は事前に打ち合わせの際に説明しておくことが大切です。インプラントの治療に慣れている歯科医の先生なら、事前の打ち合わせの際に治療期間中の予定などを聞き、治療のスケジュールを立てるための情報をしっかりと集めようとしてくれます。インプラントの治療に慣れている歯科医の先生かどうかの判断基準の一つにもなりますので、事前のカウンセリングの際にスケジュールをしっかりと立ててくれる先生か確認することは大切です。糖尿病などの生活習慣病や花粉症などの持病を持っている人は、カウンセリングの際に話す必要があります。歯科医の先生の側からも当然質問があるでしょうが、できるだけ詳しく持病の説明をすることによって、インプラントの治療をスムーズにすることができます。インプラントの治療だけでも体の負担や時間も多く咲くことになります。例えば、ひどい花粉症がある人は春先の治療はやめておくなどの対策が必要です。私の場合は冬になると風邪をひきやすく、一度風邪をひいてしまうとひと月近く体調を壊してしまう傾向があるので、冬の風邪が流行るシーズンの治療計画を緩やかにしてもらいました。友人の治療の際は花粉症の時期を避けたといっていましたし、一年を通じて体調には何らかの波があるのが普通ですので、自身の年間を通じた体調の変化をまとめておき、治療計画をたてる際に歯科医の先生に伝えておく必要があります。

もちろん、慢性疾患がある場合は十分に話し合う必要があります。慢性疾患の方でお世話になっている主治医の先生との相談も必要です。薬をどのようなものを使っているのが、慢性疾患の治療計画などとスケジュールの調整の必要も出てきます。十分にスケジュールに余裕を持つことで、心身ともに余裕を持ってインプラントの治療に専念することができます。治療を成功させるのはスケジュール調整にあるといってもいいでしょう、予定外の治療スケジュールの変更をできるだけ少なくすることも大切です、そして、予定外のスケジュール変更もある可能性があると仮定してスケジュールを立てることも大切です。

 

 

 

インプラントのアフターケアについて

3年前に奥歯にインプラントを一本だけ入れましたが、半年に一回程度の頻度でアフターケアをかねたチェックのために歯医者を訪れるようにしています。基本的にはメインのアフターケアは毎日の歯磨きとマウスウォッシュによる洗浄で、歯周病にならないことが最大のポイントであるというように施術をしていただいた歯医者の先生からは強く言われ続けています。実際朝晩の歯磨きとともに食事の後はマウスウォッシュで口をゆすぐようにしています。これにより歯茎のコンディションは非常によく保たれています。実際施術例の写真を歯科医で拝見した時に、失敗例の話もかなり聞きましたが、ほとんどが歯肉炎や歯茎の炎症から台座がむき出しになってしまい、結局インプラントがダメになるというケースが多かったという事例を写真を見ながら説明してもらいました。もちろん顎の骨と台座の固定がうまくいかずに外れてしまうようなケースもあるようですが、基本的には歯周病のケアをしておけば、かなりの確率でインプラントの歯を守ることができるとのことでしたので、言いつけどおりにケアにいそしむようにしています。実際きっちり歯とその周辺の掃除をしておくと口の中自体も気持ちがいいですし、なにより周辺の歯にも大変いいことがわかります。できるだけ長くこのインプラントを使いたいと思っていますので、20年〜30年と長持ちするように努力したいと考えています。実際に大切につかえば20年以上もつことは間違いないようですし、仮に人工歯の部分が磨耗することがあってもその部分だけ交換すれば台座はさらに長く使えると説明を受けています。まだ国内ではなかなか30年以上使っているという例はないようですが、できるだけ大事に使っていきたいと思っています。実際にインプラントを利用しますと本当に自分の歯のように違和感なく噛むことができるのがとても気に入っています。高い費用でしたが施術して本当によかったと思います。

インプラント専門用語

インプラントの専門用語の解説をしております。まだまだ他にも専門用語はありますが、これだけ分かっていれば情報書類・ウェブページを読みやすくなります。●インプラント顎骨などに埋入する人工物のこと●義歯歯の欠損を修復する補綴物の意味。入れ歯も含まれる●フィクスチャ−骨の中に埋める部分でこの上に、差し歯のように歯を固定したりします。 人工歯根のことですが、単にインプラントまたはインプラント体(インプラント・ボディ)、あるいはブローネマルク博士の功績をたたえてフィクスチャー、などと呼びます。 世界中では60種類くらいあり、日本で許可されているものだけでも20種類くらいが販売されています。●チタンチタンは生体適合性に最も優れた金属で、ブローネマルクシステムは純度99.75%のものを使用●アパットメント顎の中に埋まったフィクスチャーに補綴物を固定するためのチタン性の土台●補綴物歯の欠損、欠如を人工的に補うもの●審美性自然の歯に近い、美しい形と色に修復する美的効果

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