フレッツ光とauひかりの乗り換えガイド

フレッツ光とauひかりとの比較

フレッツ光とはNTT東日本、及び西日本が提供する光ファイバーを利用したインターネットサービスです。
auひかりとは圧倒的に違う点がいくつかあります。
両社ともに、良いところもあれば、欠点なども存在します。 フレッツ光比べた場合のメリットとデメリットを比較してみましょう。

auひかりのメリット

回線速度が速い

 

フレッツ光の回線速度は東日本エリアで最大200Mbps、西日本エリアで1Gpbs (1000Mbps)です。
auひかりはエリアに関係なく、最大1Gbpsの高速回線を利用する事ができます。

 

光ファイバー 速度比較
ただ、ご存じのとおり、インターネットサービスというのはどれもベストエフォート。
これは「最大限の努力」という意味です。つまり「1Gbpsを出すために最大限に努力をしますよ」ということなので実際は 1Gbpsのスピードは出ません。

 

ではNTT西日本エリアの1Gbpsとauひかりの1Gbpsはどちらが速いのでしょうか?

 

通常NTT西日本では1Gbpsの帯域を最大32人で共有しています。 そのため、1人当たりの速度が低下してしまうため、NTT西日本のフレッツ光で利用できる実効速度は、約30Mbps程度と言われています。

 

auひかりに関しても回線を共有している事に変わりはありません。 しかし、auひかりの場合、1Gbpsの速度を持つ1本の物理的な回線をに最大32人で共有しています。

 

同じ32人ではありますが、現状光ファイバーの稼働率は決して高くなく、 おおよそ、4〜10人ほどのユーザーで、1本の回線を共有していると言われています。
つまり、NTT西日本では光ファイバーの稼働率に関わらず、最大32人で1Gbpsを共有しているのに対して、 auひかりでは稼働率に見合った人数で1Gbpsを共有しています。

 

光ファイバーの稼働率がNTTやKDDIに関わらず30〜40%程度と言われているため、 auひかりの方が少ない共有人数で同じ1Gbpsの光回線を利用できます。

 

そのため、auひかりでは100Mbps〜600Mbpsほどの実効速度が実現可能と言われています。

 

auひかりはフレッツ光よりも速度が速い!
共有人数も少ないのでより快適に使える♪

 

 

速度比較 まとめ
NTT東日本エリアではauひかりの方が最大速度が速いため快適に使える。
NTT西日本エリアでも、NTTとKDDIの技術的な仕様の違いから、auひかりの方が高速回線を利用できる可能性が高い

auひかりとフレッツ光の料金比較

ここでは両社の料金を比較してみたいと思います。 フレッツ光はプロバイダや利用期間によって料金が変わるため、比較が非常に難しいと言えます。
下記のグラフでは、フレッツ光戸建てタイプで、一般的な大手プロバイダの料金月額1,200円を利用したと想定して auひかりとの料金比較をしています。

 

また、フレッツ光の各種割引やポイントによる実質割引などもすべて比較に含めていますが、auひかりのスマートフォンとのセット割引などは、 グラフに反映させていません。
フレッツ光≠ミかり比較
フレッツ光は東日本エリアと西日本エリアとで大きく料金が変わります。 東日本の場合、使う年数に応じて100〜500円のポイントが毎月付与されるため、実質料金が下がっていきます。

 

西日本エリアの場合、割引で最初の2年間は大幅に割引され、3年目で料金が上がります。 しかし、それから毎年100円ずつ料金が下がっていきます。料金の値引きは最大で9年目まで続きます。

 

ただ、フレッツ光西日本エリアでは料金が下がるのは嬉しいのですが、 更新月以外に解約した際、2〜3万円の高額な解約金がかかるので注意が必要です。

 

auケータイやスマートフォンとの割引、携帯部門との連携

 

≠ヘNTTと比べると、携帯部門と固定回線部門の連携が強い会社と言えます。
これはなぜかと言うとKDDIの提供している電話サービスやインターネットサービスは、当然ですがすべてKDDIが提供しています。 また、これも当然ですが、auの携帯電話やスマートフォンもKDDIが提供しています。

 

 一方、NTTのサービスはどうでしょうか。固定電話やフレッツ光などのインターネットサービスはNTT東日本とNTT西日本です。 携帯電話やスマートフォンはNTT Docomoが提供しています。すべて同じNTTグループではありますが会社自体は別会社です。
固定回線サービスと携帯電話サービスだけで3社に分かれています。

 

≠ヘすべてのサービスを一社で提供しており、割引制度なども設け安いと言えます。
auひかりではスマートフォンや携帯電話との割引が適用され、なおかつ毎月の請求を一緒にまとめる事も可能です。
詳しくはauひかりの割引を見てください。

 

 またサポート体系にしても非常に連携が取れています。 サポートセンターに問い合わせした際も、携帯部門とインターネット部門が密接に関係しており、 電話転送なども対応してくれます。

 

auひかりでは携帯・スマホとの割引が受けられる!

 

 

料金体系がシンプルで分かりやすい

フレッツ光は料金体系が非常に複雑です。 戸建てとマンションタイプに料金体系が分かれている点ではauひかりも同様ですが、 フレッツ光の場合、通常定額プランとライトプランに分かれています。

 

また、Bフレッツ、プレミアム、ネクストなど複数の接続コースがあり、コースによって割引制度がこなるため、 実際の請求も異なってきます。 しかも、この接続コースの違いは直接ユーザーには、あまり関係のない部分となっているため、 より料金体系の理解を複雑にしています。

 

 戸建てタイプやマンションタイプによる料金の違いや、接続コースによる割引制度の違いにより、ざっと10種類以上の料金体系が存在することになります。

 

さらにフレッツ光の場合、プロバイダが多数選択出来るため、 NTTで記載されている料金はプロバイダ料金を別にした金額が表示されています。 プロバイダの金額を自分で計算する必要が出来てきます。

 

 ここで一番複雑なのが、インターネットの回線料金と電話料金はNTTから請求され、プロバイダ料金は各プロバイダから請求されるます。
インターネット代の一部と電話代が一緒に請求され、残りのインターネット代が別会社から請求されるという非常に複雑な自体が起きます。 そのため、昔からNTTでインターネットサービスを利用している人は、 実際に払っている料金をきちんと把握していないケースが、非常に多かったと言えます。

 

auひかりの場合はどこのプロバイダを利用しても同一料金で、 割引制度の違いもありません。
しかもプロバイダ料金もすべて含まれた金額が提示されており支払いも一括で請求されます。 そのため非常にシンプルで分かりやすい料金体系になっています。

auひかりのデメリット

プロバイダの選択肢が狭い

 

≠ミかりはフレッツ光と比べるとプロバイダの選択肢はかなり狭まってしまいます。
フレッツ光の場合300社以上のプロバイダから選択することが出来ますが、 auひかりの場合は7つのプロバイダからの選択になります。
この7つのプロバイダはすべて大手プロバイダなのでそこまで問題ではありませんが、 他社からの乗り換えの際、場合によってはプロバイダの変更の必要が発生しメールアドレス等が変わる可能性があります。

 

提供エリアの違い

 

%倹シが提供するフレッツ光には、提供エリアの面では誰も勝てません。
現在フレッツ光のエリアカバー率は95%を超えていますが、auひかりでは70%と低い割合となってしまいます。

 

auひかりでは元々東京電力が行っていたサービスのため、当初は関東エリアのみの提供でした。
ただ、現在ではauひかりも急速にエリアが拡大しており、 北海道や東北地方、中国地方や九州までエリアを拡大しています。

 

地上波デジタル放送

 

 ご存じのとおり、光回線を利用したインターサービスでは、同時に専門チャンネルなどを視聴できるテレビサービスも提供しています。
最近、都会でも高層ビルなどの影響で、通常のテレビの電波が受信できない地域が増えてきました。

 

auひかりのデメリットとして、auひかりが行っているビデオチャンネル(テレビサービス)では地上デジタル放送の提供を行っていません。
一般的なUHFアンテナ等でテレビを見ている方には関係ありませんが、地デジを見るための目的で光に乗り換えたい方はフレッツ光のフレッツテレビをお勧めします。

フレッツ光を検討の方へ

フレッツ光の申し込み窓口はauひかりと比べて遥かに多く、それぞれキャンペーン内容がすべて異なります。 対応プロバイダだけでも数百あり、その他、数え切れないほどのNTT代理店が存在するため、 どこに申し込みをすればお得なのか判断が難しくなります。

 

高額キャッシュバックでご説明したとおり、 auひかりでは、代理店経由の申し込みの場合、オプションサービスに申し込まないと、ほとんどキャッシュバックがもらえません。

 

ただ、フレッツ光の場合、代理店でもオプションサービスの申し込み無しで高額キャッシュバックを 提供している代理店がいくつか存在します。 また、プロバイダへの直接申し込みでも、きちんとプロバイダを選べば、高額な特典を貰うことができます。

 

高額特典 プロバイダ直接申し込み

 

他のプロバイダよりも高額なキャッシュバックを提供しているプロバイダです。 プロバイダへの直接申し込みなので当然オプションの加入義務はありません。

 

NEC BIGLOBE
公式ページ:BIGLOBE フレッツ光 �,000円キャッシュバック

 

So-net
公式ページ:So-net フレッツ光 �,000円プレゼント

 

高額キャッシュバック代理店(オプション加入なし)

 

多くの代理店で最大6〜10万円ほどのキャッシュバックを提供していますが、 オプション加入が必須となっています。月額料金が高額になってしまう上に数ヶ月間オプションを継続しなければなりません。 オプション加入無しで申し込むと、キャッシュバックが1万円以下になってしまいます。

 

以下の代理店ではオプション加入無しで40,000円を超える特典を受けることができます。

NURO光とauひかりの5つの違い

NURO光(ニューロ光)とはSo-netが回線事業者として2013年4月に新しく始めた光回線を利用したインターネットサービスです。
世界で最も速い通信速度を誇り、料金的には低価格で提供しているため、今最も注目されている光回線と言っていいでしょう。

 

auひかりの申し込みを検討してる方、NTTのフレッツ光との比較だけではなく、NURO光ともきちんと比較した上で、 インターネットの申し込みを行う事をお勧めします。

 

それではNURO光とauひかりでは、具体的な何が違うのでしょうか? 基本的にNURO光は以下のような方に最適な回線です。

 

 

 

NURO光はこんな方にお勧め

 

回線速度を重視する

 

高速回線をなるべく安く使いたい

 

Wi-Fiやセキュリティのお金を節約したい

 

関東地方に住んでいる

 

プロバイダはSo-netでもかまわない

 

こんな方はNURO光よりauひかりがお勧め

 

マンションタイプで安く使いたい

 

関東地方以外に住んでいる

 

So-net以外のプロバイダを選択したい

 

NURO光 公式ページ: So-net NURO光

 

回線速度
auひかりも最大1Gbps(1,000Mbps)という高速回線でインターネットサービスを提供していますが、 NURO光ではさらに速い、最大2Gbps(2,000Mbps)でインターネットが利用できます。
この速度は一般家庭用のインターネットとしては世界でも最速と言えます。

 

インターネットの回線速度は、どこで契約しても、すべてベストエフォートです。 これは、速度に関して最大限の努力をするが、保証はしませんという意味です。
インターネットの速度は、パソコンなどの家庭内環境だけではなく、屋外や基地局との関係など、あらゆる要因で速度が低下します。

 

つまり、いくら速い回線を使っているとしても、実際は信号の劣化が起こり、提示されている最大速度よりも速度が遅くなってしまいます。

 

ただ、インターネットの回線速度は最大速度が速ければ速いほど、実際の速度も速くなる傾向があります。 そのため、NURO光はauひかりと比べるて、さらに速い回線での利用が期待できます。

 

NURO光の料金
NURO光の料金は、戸建てタイプ、マンションタイプにかかわらず月額4,743円で提供しています。

 

戸建てタイプに関しては、auひかりよりもかなり安く使えます。 回線速度が速いだけではなく、月額料金も安いため、NURO光はかなり注目を集めている回線です。

 

戸建てタイプの月額料金比較

 

サービス

 

月額料金

 

auひかり 5,200円
NURO光 4,743円

 

ただ、戸建てタイプではauひかりよりもNURO光の方が安くなりますが、マンションタイプでは若干高くなります。
これはなぜかと言うと、通常光ファイバーのインターネットサービスをマンションなどの集合住宅で利用する場合、 一本の光ファイバーを住民全体で共有する形式をとります。
そのため、時間帯によっては速度が激しく低下する恐れがあります。

 

ただ、NURO光の場合、光配線方式により各部屋に直接光ファイバーを導入します。
そのため、マンションでNURO光を導入しても、1本の光ファイバーを1人で独占する事が出来るため、より安定した通信が可能です。

 

ちなみにauひかりでも、月額料金は高くなりますがマンションで光配線方式を導入する事も可能です。

 

マンションタイプの月額料金比較

 

 

サービス

 

月額料金

 

auひかり 3,400〜4,100円
auひかり(光配線方式) 5,000円
NURO光(光配線方式) 4,743円

 

よってマンションの場合、速度を重視する場合はNURO光がお勧めです。 速度より料金を重視する場合はauひかりがお勧めです。

 

auひかりの詳しい料金に関してはauひかりの料金をご覧ください。

 

初期工事費について
最初の工事費は、auひかり、NURO光とも料金がかかります。
auひかりの場合は、auひかりは工事費がかかる? でもご説明している通り、戸建てタイプで37,500円請求され月額1,250円×30ヶ月の分割で請求されます。
(マンションタイプは30,000円の工事費となり、月額1,250円×24ヶ月の分割です。 )

 

これと同時に毎月1321.5円×30ヶ月の割引が適用されるため、工事費がまるまる相殺され実質無料となります。

 

これは、NURO光でも全く同じシステムを取っています。
NURO光では、40,800円の工事費が1,333円×30ケ月の分割となり、同時に1,334円×29ケ月の割引が行われます。 そのため、auひかりと同じように工事費がほぼ相殺され実質無料となります。

 

無料のオプションサービス
NURO光が他のインターネットサービスと大きく違うところが、オプションサービスを無料で提供している点です。
無料のWi-Fi(無線LAN)
家庭内でWi-Fiによりインターネット接続を行う場合、必ず無線LANルーターなどの機器が必要になります。
無線LANルーターはご自身で購入する事も可能ですが、インターネットサービスプロバイダからレンタルする事も出来ます。
レンタルの場合、通常月額300〜500円ほど料金がかかっていしまいます。

 

auひかりの場合は、月額500円で無線LAN機能が使えるようになります。
ただ、auスマートバリューに加入している場合のみ無料で利用する事が可能です。

 

NURO光の場合は無条件で高速回線に対応した無線LANルーターが無料で利用する事が出来ます。

 

NURO光の無線LANルーター内蔵機器

 

無料のセキュリティソフト
インターネットを行う上で必ず必要なのがセキュリティソフトの導入です。
セキュリティ対策を怠るとウイルス感染だけではなく個人情報の流失や、 最悪の場合クレジットカードの不正利用の被害など、大きな危険が伴います。

 

ただセキュリティソフトの導入は一般的に年間4,000円から10,000ほど費用がかかってしまいます。
プロバイダが提供している月額版のセキュリティソフトを利用する方法もありますが、一般的に一か月500円ほどかかってしまいます。
もちろん、auひかりでも各プロバイダが提供しているセキュリティソフトを利用すると300〜500円ほど負担する必要がでてきます。

 

NURO光の場合、Androidとパソコン合わせて最大5台までインストールが可能なカスペルスキーのセキュリティソフトが永年無料で利用する事が出来ます。

 

サービス提供エリア
auひかりはNURO光に比べて、かなり広範囲でサービスを提供しています。 フレッツ光には及びませんが、全国規模で提供エリアを広げています。

 

それに比べてNURO光は、また始まったばかりのサービスのため、関東地方に限定されてしまいます。
そのため、関東地方以外にお住みの方はNURO光が利用できないため、auひかりなど他の光ファイバーを利用する事になってしまいます。

 

ただ、auひかりもサービス開始当初は関東地方のみサービス提供していましたが現在では全国で提供を行っています。
NURO光も今後、サービスエリアが広がる可能性は高いと言えます。

 

NURO光は1都6県で利用可能
東京都、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、神奈川県、栃木県

 

プロバイダはSo-netだけ
auひかりの場合は7つのプロバイダから選択する事が可能です。

 

ただ、NURO光はSo-netが提供しているサービスのため、利用できるプロバイダはSo-netのみとなってしまいます。 プロバイダのこだわりがあり、So-net以外のプロバイダを利用したい場合は、auひかりをお勧めします。
逆にプロバイダへのこだわりが無い方や、逆にSo-netを使いたい方にはNURO光はピッタリな回線です。

 

NURO光はSo-netのみ提供しているため、申し込みもSo-netの公式ページから受け付けています。

 

NURO光 So-net公式ページ: So-net NURO光

モバイルWi-Fiとauひかりの比較

場所を問わず街中でどこでもWi-Fiを使ってインターネットに接続する事が出来るモバイルWi-Fiルーターは、 便利で画期的な回線と言えるでしょう。

 

最近のモバイルWi-Fiルーターの普及は光回線を大きく上回るほどの人気です。
しかし、そんなモバイルWi-Fiルーターでもメリットもあれば、当然デメリットも存在します。

 

結論から言ってしまうとモバイルWi-Fiルーターのメリットは「外出先で利用できる」のと「比較的料金が低価格」の2点です。 この2点にこだわらないのであれば、auひかりの方がはるかに快適にインターネット通信が出来ます。
ただ、料金に関しては利用するプランなどに大きく左右されるため、場合によってはauひかりの方が安く使える場合もあります。

 

それでは、モバイルWi-Fiとauひかりを比べてみたいと思います。

 

 

auひかりのメリット

 

高速で安定した回線

 

回線不具合の時の対処

 

帯域、通信制限が無い

 

バッテリーの心配不要

 

モバイルWi-Fiのメリット

 

街中どこでもインターネット

 

比較的低額料金で利用可能

 

 

auひかりのメリット

 

高速で安定した通信が可能

 

言うまでもありませんが、当然auひかりの方が高速で安定した通信が可能です。
モバイルWi-Fiの場合、最新のLTEでも最大100Mbps程度ですが、 auひかりは10倍の最大1Gbpsで通信が可能です。

 

 

また、auひかりは物理的なケーブルを使ってインターネットに接続しているため、 信号の損失が少なく、より高速通信が出来ます。

 

しかしモバイルWi-Fiの場合、無線の電波を利用しているため、 環境によって速度が大きく低下してしまいます。
例えば、街中に飛び回る見えない電波はモバイルWi-Fiの電波と大きく干渉します。
その他にも、マンションの高層階や、コンクリートの壁などたくさんの障害があるため、 運が悪ければADSL以下のスピードに落ち込む可能性も否定できません。

 

回線品質が悪くても対処が可能

 

auひかりは固定回線である以上、回線品質が悪く速度が思うように上がらない場合でも、最低限対処が可能です。 まず、自宅で利用するLANケーブルや無線機器などを見直す事で通信速度が一気にあがる可能性があります。

 

インターネット側の回線が遅い場合でもKDDIに依頼を出すことで帯域調整をする事ができます。
もちろんインターネットの回線はすべてベストエフォートなので、調整にも限界がありますが、 ある程度改善の余地があるのが光回線のメリットです。

 

一方モバイルWi-Fiの場合、開通後回線が遅くても、ほとんど改善の余地がありません。
光回線と違い、速度低下の原因は利用する場所の環境に大きく左右されるため、プロバイダ側では対処が出来ない場合がほとんどです。

 

また、ほとんどのモバイルWi-Fiは2年契約です。 当然回線品質に関して保証されていないため、どんなに回線が悪くても2年以内の解約だと違約金がかかってしまいます。

 

実際の回線品質は契約後、実際に使ってみないと分からないのでモバイルWi-Fiでの契約リスクは比較的大きいと言えます。

 

auひかりでもギガ得プランなら同じく2年契約ですが、例え回線品質が悪くても調整の余地が多いにあるため、 モバイルWi-Fiのような手も足も出ない悲惨な状況は回避する事が出来ます。

 

帯域、通信制限が無い

 

多くのモバイルWi-Fiでは一定の通信量を超えると帯域制限がかけられます。
この帯域制限の目的は、例えば1ユーザーが一度に大容量の通信をしてしまうと 同じサービスを利用している他のユーザーの速度が低下してしまい、 安定したサービス提供が行えなくなってしまうためです。

 

例えば、Docomoでは、一カ月の通信料が7GBを超えた場合、月末まで128Kbpsまで速度が制限されてしまいます。
これは、一昔前のISDNに匹敵する程の速度で、せっかく高速なモバイルWi-Fiを契約してても、 意味が無くなってしまうほどです。
しかも解除するには、2,500円別途料金を払う、もしくは翌月まで待つ必要があります。

 

auひかりでも一応帯域制限を実施しています。
制限の条件として、「一週間のうち3回以上、1日のアップロード(送信)の通信量が30GBを超えた場合」となっています。 あくまでアップロードだけであってインターネットの主な利用目的であるダウンロードには制限がありません。

 

しかし、1日のアップロードが30GBを超えるような通信は普通の使い方ではありえない通信量です。 普通にインターネットを使っている方なら、どんなに容量の大きい動画やファイルの通信を行っても30GBを超えるような事はないでしょう。

 

そのため、auひかりでは通信制限の心配がほとんどなく、常に高速通信をする事が出来ます。

 

バッテリーの心配

 

モバイルWi-Fiの場合、外出先で利用するので一番の心配がバッテリーです。 最新の機種だと10時間以上の連続通信が可能で、一見バッテリーの心配が不要に思えます。

 

しかし、これらのデータはメーカーが最善の状況下で測定した物にすぎません。
モバイルWi-Fiルーターのバッテリー持ち時間は電波状況などによって大きく左右されるため、 実際は3時間程度しか持たない事も珍しくありません。

 

自宅で主に使っているのであれば、常に充電する事も出来ますが、 バッテリーの寿命が短くなってしまう欠点があります。
またインターネットの利用場所が主に自宅であればモバイルWi-Fiにする意味が無くなってしまいます。

 

auひかりのメリット、まとめ
高速で安定した通信
速度がでない時のリスクが低い
通信制限が無く、常に高速回線が使える
バッテリーの心配が無い

 

 

 

モバイルWi-Fiのメリット

 

街中でどこでもインターネット接続

 

モバイルWi-Fiの最大の特徴が場所を問わずインターネットに接続出来る点です。
携帯電話と同じ仕組みで、街中の基地局と電波で通信しているため、電波の届く範囲であればどこでも接続が出来ます。

 

ただ、あくまで提供範囲での接続なので、電波の及ばない田舎や山奥では接続できません。 また、都心でも電波の障害が多い場所では速度が大幅に落ち込んだり、接続不可になるケースもあります。

 

比較的低価格な料金

 

月々低価格で利用出来るのもモバイルWi-Fiのメリットです。 プロバイダやプランによって異なりますが、おおよそ月額4,000円前後で利用出来ます。
auひかりのギガ得プランが税込月額5,460円なので、約1,000円以上安く使える計算になります。
しかし、モバイルWi-Fiでも速度の速い最新の機種などを選ぶと月額5,000円超えてしまいます。
また、auひかりのマンションプランなら月額4,000円以下で利用できるので、 必ずしもモバイルWi-Fiの方が安いとは限らないのが現状です。

auひかりは初期工事費がかかる?

数年前から急激に普及してきた光ファイバーも現在では大多数の方がADSLから光ファイバーに乗り換えています。
この背景にはやはり光ファイバーを導入の際キャンペーンなどで初期費用がほとんどかからない事を 要因とも考えられます。

 

光ファイバーの導入はそもそも3万円近い工事費が必要でした。

 

これを光ファイバーを提供する各社が 普及のために無料しだしたので、数年前から光ファイバーの導入は料金がかからないという概念が 生まれました。

 

はっきり言ってしまうとauひかりでは初期工事費が請求されます。

 

しかも戸建てタイプで37,500円と高額な工事費です。
この工事費は月額1,250円、30ヶ月の分割で請求されます。
(マンションタイプは工事費30,000円、月額1,250円×24ヶ月の分割 )

 

ギガ得プラン等で月額料金をかなり安く抑える事が出来ても、これでは得した気になれません。

 

しかし、この工事費にはカラクリがあり、実質的には工事費の負担はゼロになります。

 

実はauひかりに申し込むとキャンペーンで30ヶ月間、毎月750円の割引が適用されます。
さらにひかり電話に申し込むと月額の500円が30ヶ月間無料となります。
固定電話を利用している方はひかり電話にすると基本料金が安くなるのでほとんどの方は この二つの割引が適用されています。

 

 

 

戸建てタイプ「ギガ得プラン」の月額請求例

 

インターネット料金 5,200円
電話基本料 500円
工事費分割 1,250円
割引 -1,250円

 

合計

 

5,700円 + 消費税

 

 

 

工事費の分割払い終了後 (31ヵ月目以降)

 

インターネット料金 5,200円
電話基本料 500円

 

合計

 

5,700円 + 消費税

 

 

 

工事費を請求して、全く同じ料金を月額料金から割り引くことで、 工事費がまるまる戻ってくる仕組みとなり、実質工事費が無料となります。

 

工事費を請求して、割引で相殺させる。
ではなぜこんなことをしているかと言うと、簡単に言えば長く使ってもらうためです。
この工事費の分割支払いは払い終わる前に、auひかりを解約してしまうと残りの残金が請求されます。
そのため、ほとんどのユーザーは工事費の分割が終わるまでは解約を先延ばしにするため、 結果として長く使ってもらう事が出来るのです。

 

工事費の分割払いは割引で相殺
工事費の支払い分は無くなる

 

工事費無料は、今や幻

 

数年前までは、光回線の工事費は無料が当たり前で、 各事業者は「工事費無料」、「3ヵ月無料」などのお得なキャンペーンを打ち出し、多くの顧客を獲得してきました。
そのため、現在日本では3世帯に1世帯の割合で光ファイバーを使ったインターネットサービスが 導入されています。

 

しかし、工事費無料は今や過去の話です。数カ月でサービスを辞めてしまう人や、 光回線サービスの代理店による不正申し込みが相次いだため、現在ほとんどの事業者で工事費を請求し、 なおかつ最低2年間の契約期間が設けられています。

 

たまに、代理店の広告などで、「今なら工事費無料!」、「このページ限定で初期費用免除!」 などと書かれている場合がありますが、実際は無料にはなりません。 auひかりのように月額の割引で工事費を相殺されるシステムがあるため、「工事費無料」と言っているだけです。

 

現在では、NTTのフレッツ光を始め、NURO光や各電力会社のサービス、ケーブルテレビ会社など、 数万円の初期工事費が請求される事が当たり前になってしまいました。

auひかりの料金説明

auひかりの料金体系はプロバイダによる料金の違いも無いのでいたってシンプルです。
戸建ての場合は「標準プラン」または「ギガ得プラン」から選択できます。
マンションタイプの場合は、お住まいのマンションによってプランが決まるため、自分では選択不可です。

 

 

サービスプラン

 

月額料金

 

戸建てタイプ 標準プラン 6,300円
ギガ得プラン 5,200円
マンションタイプ マンションミニ (光配線) 5,000円
マンションギガ (光配線) 4,050円
VDSL 8契約以上 4,100円
16契約以上 3,800円
LAN配線 8契約以上 3,700円
16契約以上 3,400円

 

上記料金は回線利用料や機器レンタル料、プロバイダ料金すべて込みの料金となります。

 

auひかりの申し込み窓口はいろいろな会社が承っていますが、インターネット上のいろいろな申し込みサイトを見ると、 上記以外の月額料金が記載されている事があります。
これは、料金の表示方法が異なるだけであって、そういったサイトで申し込みをしても 必ず毎月、上記料金がKDDIから請求されます。

 

このような申し込みサイトでは12ヶ月間の月額料金を合計し、最初のキャンペーンによるキャッシュバック特典を差し引き、 さらに12ヶ月で割った料金を記載することで、実際より安く感じさせるために行っているだけです。

 

auひかりの料金は、あくまでKDDIまたはプロバイダから直接請求されるので、どこでどのように申し込みを行ったとしても月額料金が変わる事はありません。

 

 

戸建てタイプの料金プランについて

 

標準プラン

 

ギガ得プラン

 

マンションタイプの料金プランについて

 

マンションミニ

 

マンションギガ

 

VDSL

 

LAN配線方式

 

 

戸建てタイプ auひかりホーム

 

標準プラン

 

通常の戸建てタイプの定額制料金プランです。
プロバイダに、BIGLOBEとDTIを選択することができません。

 

ギガ得プラン

 

標準プランとサービス内容は同じです。
2年間の契約期間を設けることにより標準プランより料金を安く抑える事が出来ます。

 

auひかり マンションタイプ

 

一本の光ファイバーを集合住宅の各戸で共有するサービス。
そのため、戸建てプランより料金を抑える事が出来ます。
マンションタイプの場合、まず建物内の光ファイバーの配線方式によって料金が変わります。
配線方式は以下の3種類です。
光配線方式&式、LAN配線方式
配線方式は、マンションの管理会社とKDDIとの相談で決まるので基本的に自分では決められないと 思ってください。
またVDSL方式と、LAN配線方式の場合は集合住宅での契約数によって料金が変わります。

 

マンションミニ

 

配線方式は光配線方式
3階以下の集合住宅を対象としたプランです。
各部屋まで直接光ファイバーを引き込むことが出来るため、他の配線方式より、 高速かつ安定した接続が可能です。
また戸建てタイプと同じく最大1Gbpsの速度で通信が可能。

 

マンションギガ

 

配線方式はマンションミニと同じく光配線方式です。
4階建て以上の集合住宅を対象としたプランです。
こちらも各部屋まで直接光ファイバーを引き込むことが出来るため、他の配線方式より、 高速かつ安定した接続が可能です。
戸建てタイプやマンションミニと同じく最大1Gbpsの速度で通信が可能。

 

VDSL

 

VDSL方式の場合、光ファイバーはマンションの共有部分に引き込み、 その先はVDSLと呼ばれる短距離型のADSLを利用します。
そのため、各部屋では電話のモジュラージャックからVDSLモデムという機器に接続してサービスを利用します。
VDSL方式では各集合住宅の契約数に応じて料金が変わります。
これはマンションに光が導入される前に、契約の見込み数によって決まります。

 

LAN配線方式

 

LAN配線方式の場合、同じく光ファイバーをマンションの共有部分に引き込み、 その先は通常のLANケーブルで各部屋まで配線されます。
個の場合、各部屋には壁にLANの差し込み口が設置されています。

 

VDSL方式と比べると若干料金が安くなります。
またVDSL方式と同じく、各集合住宅の契約数に応じて料金が変わります。