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コスメとは?

コスメとは、cosmetics…一般的に化粧品のことを指します。しかし、最近ではその意味も「美容」「健康」を内包する言葉としても使われるようになりました。このサイトでは、女性の永遠の目標である「美」を作り出すお手伝いを致します。

 

コスメの歴史

 

コスメ…所謂「お化粧」が生まれたのは、約七〇〇〇〇年前と言われています。その頃、口や耳の穴から悪魔やマものが侵入し身体を食べられてしまうという考えがありました。そしてそれらのものから自分の身を守るために、赤い色の物体を顔面に塗りつけていたと言われています。そのように行われていた習慣が、いつしか魔除けから、自身を磨く術となったのです。化粧は非常に歴史が長く、その間に何度も何度も研究や失敗が繰り返され、現在の高度な技術にまで発展したのです。

 

お化粧の低年齢化

 

近年では、驚くほど中高生の化粧が一般化しています。20年前は化粧をするのは女子大生から、中高生の化粧は不良とまで言われていました。しかし現在、校則で化粧を禁止していない学校は増え続け、禁止されていたとしても気にせず化粧をして登校するのが当たり前となっています。基本的に、肌に刺激を与える化粧はキチンとケアをしなければならないものですので、小さな頃から化粧に手を出すというのは肌のトラブルに見舞われる危険性が高く、あまりお勧めできるものではありません。自己責任ではありますが、お化粧はなるべく肌が成長してからをお勧めします。

 

お化粧のボーダレス

 

化粧は成人女性だけのものという概念は近代になって終わりを告げ、最近では驚くほど年齢性別に関係なく、化粧を楽しむというボーダレスな時代に突入しました。最近では男性でも化粧を楽しむ傾向にあることが、最たる違いでしょう。しかし歴史的に見れば、日本人男性が化粧をしていた時代は長く、衣装の男女の垣根の低さということでは歌舞伎や宝塚の例に限ることなく歴史があります。

ファンデーションの基本的な使い方

肌を、より美しく演出してくれるのが、ファンデーションです。また、紫外線や大気汚染、冷暖房などから肌を守ります。
ファンデーションで最も大切なのは、色選びです。同じ号数表示でも、ファンデーションのタイプやブランドによって、色が違うことがあります。ファンデーションを選ぶときは、必ず肌につけて確認してください。
ファンデーションにはさまざまなタイプがありますので、その時の季節や肌状態に合わせて、最もふさわしいものを店頭で相談して選んでください。

 

 

●パウダータイプ  
軽くのびて、さらりとした感触で、手早く簡単に仕上げられます。

 

 

●リキッドタイプ  
みずみずしい感触で、ベタつきがなく、さらっとした仕上がりです。

 

 

●クリームタイプ  
クリームのようにしっとりとした感触で、つやのある仕上がりです。

 

 

●エマルジョンタイプ  
みずみずしく、なめらかな感触でスポンジにとると乳液状に変わって、うるおいが持続し、自然な、つやのある仕上がりです。

 

 

●スティックタイプ  
カバー力があり、つややかな仕上がりです。

 

ここでは、最も使いやすい、パウダータイプとリキッドタイプをご紹介します。

 

 

以下、ページ内ジャンプ項目
2タイプの1パウダータイプ
2タイプの2リキッドタイプ

 

以下本文
使用量と使い方

 

 

●パウダータイプ  
一般的に、パウダータイプは、スポンジで使います。通常、パウダータイプのファンデーションにはスポンジが添付されていますが、別売りのパフを使うことをおすすめします。
パフでファンデーションをつけると、手早く簡単で、仕上がりも自然です。ご自宅ではパフを使い、外出時にはスポンジで化粧直しをするとよいでしょう。

 

 

パフでつける場合  
パフのリボンに、利き手の人さし指と中指、または人さし指、中指、薬指を入れ、親指と小指でパフの両脇を支えるように持ちます。
ファンデーションの表面を、2回ほどなでるようにしてとり、片側のほおからつけはじめます。内側から外側に向かって、のばしていきます。まず、目の下から耳の上、次に、小鼻から耳の中央、あごから耳の下と、パフをすべらせるようにつけていきます。反対側のほおも、同じようにファンデーションをとり、のばしていきます。
ひたいは、パフに残ったファンデーションでのばします。次に、パフのリボン側を二つに折るようにして、パフの折り目を使い、小鼻、目のまわりなど、細かい部分を仕上げます。
仕上げはパフを広げて、ファンデーションをつけずに、顔全体をパフで、なでるようにして、ムラなく仕上げます。
最後に、手のひらですっぽり顔を包みこむようにします。手のひら全体で顔全体を軽くおさえ、ファンデーションをなじませます。フェースラインは、首すじに向かって軽くなじませると、首との境もできずに、横顔も美しく仕上がります。

 

 

スポンジでつける場合  
スポンジの2ぶんの1の面積にとった量が顔半分の目安です。ファンデーションの表面をスポンジでなでるように1〜2回とり、片側のほおからつけはじめます。
内側から外側に向かって、のばしていきます。目の下から耳の上、小鼻から耳の中央、あごから耳の下と、数回にわけて、スポンジを、すべらせるようにつけていきます。つけている途中で、ファンデーションが少ないかなと感じたら、少量プラスしてください。
もう一度、ファンデーションをとり、反対側のほおも同様にのばしたあと、ひたいにものばします。次に、スポンジの角を使い、小鼻、目のまわりなど、細かい部分を仕上げます。
最後に、手のひらですっぽり顔を包みこむようにします。手のひら全体で顔全体を軽くおさえ、ファンデーションをなじませます。フェースラインは、首すじに向かって軽くなじませると、首との境もできずに、横顔も美しく仕上がります。

 

注意点

 

ファンデーションが、ムラについていないかを確認してみましょう。手のひら全体で、顔に、やさしく触れてみてください。ムラづきしているところはありませんか?手のひらのぬくもりでファンデーションも落ち着き、よりきれいに仕上がります。

 

スポンジでも指でも、ごしごしと強く肌をこすると、肌に負担をかけるだけでなく、ファンデーションが厚ぼったくなったり、ムラづきになり、仕上がりにもマイナスです。つけすぎたかな?と思ったら、使っていないスポンジで、軽くたたくようになじませるとよいでしょう。

 

指先にファンデーションがついていると、洋服を汚したりする原因になるため、ティッシュペーパーなどを、すぐに手の届くところに置いておくようにしましょう。
リキッドやクリームタイプは、洋服につくと落ちにくいので十分注意が必要です。特にボトル容器のものは、倒れるとこぼれるので、中味を取り出したら、キャップをすぐに閉めるように心がけてください。

 

 

タイプの選択へ

 

使用量と使い方

 

 

●リキッドタイプ  
ボトル容器とチューブ容器があります。チューブ容器は中味を出しやすく、こぼれにくく、持ち運びもできるため、チューブ容器に入っているものをおすすめします。

 

 

チューブ容器  
指でもスポンジでもつけられますが、スポンジ使用をおすすめします。
スポンジの先に、パール粒1コ分のファンデーションを出します。または、一度、指先にのるくらいの量を指先にとってから、スポンジにのせます。そのとき、指先のファンデーションを軽くおき、その後、指先をスポンジでふきとるようにすると、指先があまり汚れずにつけられます。
まず、面積の広いほおからつけていきます。片側のほおからはじめます。目の下からこめかみに向かい、鼻の横から耳の上、小鼻から耳の中央、口角と呼ばれる口の端から耳の下と、4ヵ所くらいにわけて、ファンデーションをスポンジでのばしていきます。この動作を2回ほど繰り返すと、ムラなくつけることができます。
最後に、ほおよりも少ない量のファンデーションで、ひたいと目のまわり、口のまわりをつけていきます。細かい部分はスポンジの角を使い、ていねいにのばしていきます。

 

 

ボトル容器  
容器に指先を入れ、少量とり、スポンジにファンデーションをのせます。そのとき、指先のファンデーションを軽くおき、その後、指先をスポンジでふきとるようにすると、指先があまり汚れずにつけられます。
まず、面積の広いほおからつけていきます。片側のほおからはじめます。目の下からこめかみに向かい、鼻の横から耳の上、小鼻から耳の中央、口角と呼ばれる口の端から耳の下と、4ヵ所くらいに分けてのばしていきます。この動作を2回ほど繰り返すと、ムラなくつけることができます。
最後に、ほおよりも少ない量のファンデーションで、ひたいと目のまわり、口のまわりをつけていきます。細かい部分はスポンジの角を使い、ていねいにのばしていきます。

 

注意点

 

ファンデーションが、ムラについていないかを確認してみましょう。手のひら全体で、顔に、やさしく触れてみてください。ムラづきしているところはありませんか?手のひらのぬくもりでファンデーションも落ち着き、よりきれいに仕上がります。

 

スポンジでも指でも、ごしごしと強く肌をこすると、肌に負担をかけるだけでなく、ファンデーションが厚ぼったくなったり、ムラづきになり、仕上がりにもマイナスです。つけすぎたかな?と思ったら、使っていないスポンジで、軽くたたくようになじませるとよいでしょう。

 

指先にファンデーションがついていると、洋服を汚したりする原因になるため、ティッシュペーパーなどを、すぐに手の届くところに置いておくようにしましょう。
リキッドやクリームタイプは、洋服につくと落ちにくいので十分注意が必要です。特にボトル容器のものは、倒れるとこぼれるので、中味を取り出したら、キャップをすぐに閉めるように心がけてください。

口紅とは?

メイクアップをする際、唇を彩るために使われるコスメです。製品の多くはスティック状になっています。フタを取って1cmほど繰り出し、直接あるいはリップブラシに取って唇に塗布します。また最近はリキッド状(液状)の口紅も発売されており、口紅の発色と、グロスのようなみずみずしいツヤ感を同時に楽しむことが出来ます。この場合、直に唇に塗布することは不可能なので、別にリップブラシに取るか、内蔵のチップなどで塗布します。

 

これら、紹介した他にも様々なコスメがありますので、自分に合ったコスメを探して試してみることも、コスメの楽しみと言えるでしょう。

マスカラとは?

まつげを濃く、長く、また、カールしているように見せるために用いられるコスメです。

 

マスカラの種類を紹介します。

 

・「ボリュームタイプ」は、まつげの長さよりも、まつげ1本1本の濃さ・太さを強調することに用いられます。

 

・「ロングタイプ」は、まつげの濃さ・太さよりも、1本1本を長く見せるために用いられます。多くに繊維が入っており、その繊維がまつげに付着することで、まつげを長く見せます。

 

・「カールタイプ」は、まつげのカールを維持させることに秀でたタイプです。配合されているマスカラの成分や、ブラシやコームなどの形状が、カール向きになっているものです。

 

・「ウォータープルーフタイプ」は、水にぬれても滲みにくいタイプのマスカラです。ボリューム・ロング・カールのそれぞれに、ウォータープルーフが兼ね備えられているものもあります。尚、ウォータープルーフマスカラは、水に強い分、専用クレンジングでないと落としにくいものです。

 

・「つけまつげ」は、マスカラの種類とは違いますが、これもコスメの一種です。まつげに非常によく似た形状をしており、まつげの部分に接着することで、自分のまつげが短くても、長く太く見せることが出来ます。接着が少し難しいので、自然になるようには、鏡と睨めっこしながら丁寧に接着しましょう。

アイシャドウとは?

●アイシャドウ

 

アイシャドウは、目の周囲、特にまぶたに陰影を付けるコスメです。顔を立体的に見せる効果があります。茶色、青、赤、紫、緑など様々な色が使われ、またパールやラメなどが配合されるなど、様々なタイプの質感があります。

 

主なのは「パウダータイプ」で、サラサラの粉または粉を固めたケーキ状のものです。チップやブラシ、または指にとって使用します。1色だけ(単色)のものから2〜4色以上入ったパレット状のものなど様々です。パレット状のものは、とくにまぶたの際に使用するいわゆる「締め色」と呼ばれる明度の低い濃い色と、まぶた全体にぼかして使用する明度の高い淡い色とが、それぞれ1色以上ずつ含まれていることが多いようです。このような色の濃淡の組み合わせやグラデーション効果で、立体感のある目もとが作りやすいコスメです。

チークとは?

チークとは、顔の部位のことで、チークメイクやフェイスケアでは、鼻から上半分と下半分に分割して考える。チークに色を入れることをもチークという。
チークを入れることによって血色良く、顔に立体感を与え、肌色を、より美しく見せる効果がある。
色は、レッド系、ピンク系、ブラウン系、ローズ系、オレンジ系などがあり、色やつけ方で、顔をすっきり見せたり、ふんわりやさしく見せたり、仕上がりのイメージも変わる。
メークの最後に、全体のバランスをとりながらつけていく。

初めてのメイク特集!アイライナーの種類&特徴

目元を引き締め、印象的な目元を演出してくれるアイライナー。
アイライナーは『難しい』イメージがありますが、様々な印象の目元を作り出すことができますので、是非マスターしていただきたいアイテムです。

 

 

 

アイライナー

 

 

 

アイライナーにも種類があり、それぞれ特徴が異なりますので、これからアイライナーを買う!という方は参考にしてみて下さいね。

 

 

 

 

 

ペンシルアイライナー

 

初心者でも失敗なく使用できるのは、ペンシルアイライナー。
ペンシルを選ぶときには芯が少し柔らかめのものを選ぶようにすると、まぶたにも優しくスルスルと描けます。

 

描いた上からラインをぼかす事も出来るので、綿棒を一緒に用意しておき、ラインがずれたところは綿棒でぬぐったり、全体をぼかしたりして修正しましょう。
アイシャドウと一緒に使われることが多く、メイクの種類によってはアイシャドウの上からラインを引くこともありますが、初心者の方の場合は、ペンシルでラインを引いた上からアイシャドウを乗せるようにすると、ラインの歪みもカバーできるのでお勧めの手法です。

 

 

 

 

 

リキッドアイライナー

 

目元を強い印象に仕上げたい場合は、リキッドアイライナーを使用します。
筆ペンのような形状になっており、細いラインも太いラインも、引き方次第で自由自在に描くことが出来ます。

 

線がはっきり出ることから、初心者の方にはお勧めできませんが、リキッドアイライナー1本で、目元の印象を大きく変化させることが出来るアイテムですので、メイクに慣れてきたころに、是非挑戦してみましょう!

 

 

 

 

 

ジェルライナー

 

持続性が良く、柔らかい質感でラインも引きやすいのがジェルライナーです。
ペンシルアイライナーとリキッドアイライナーの間を取ったようなアイテムで、ペンシルのナチュラルな仕上がりでは物足りない、でもリキッドアイライナーほどはっきりしたラインは嫌!という方にお勧めです。
マットな質感の物が多く、落ちにくいので日常的に使用するアイライナーとしてもお勧めします。

 

 

 

 

 

パウダーアイライナー

 

アイシャドウに近い存在にはなりますが、柔らかいナチュラルな印象を作りたい方にはパウダーアイライナーがお勧めです。
アイシャドウのパレットの中にパウダーアイライナーがセットされていることもありますし、パレットの中で一番濃いアイシャドウを、パウダーライナー代わりに使用してもOK。
濃いパウダーでまつげの生え際をうめてあげることで、優しく目元を引き締めてくれるアイテムです。

 

 

 

アイライナーは黒だけではなく、様々なお色がありますので、ナチュラルな印象にしたい方はブラウンやグレー、強く目力を出したい方はディープブルーやブラックがお勧めです。
パッチリ印象的な目元にしてくれるアイライナー、早速メイクに取り入れてみて下さいね♪

マニキュアをキレイに塗る方法

ネイルの塗り方 基本編

 

爪の表面の汚れを取ります

 

爪の表面の汚れを取りますコットン、または綿棒にリムーバーを染み込ませ、爪の表面をキレイに拭きます。
特に指先と爪のつけ根はしっかりと。
油分や汚れが残っているとネイルがはがれやすくなります。

 

ベースコートで地爪をケア

 

ベースコートで地爪をケアベースコートを塗ると、マニキュアによる爪の変色を防ぐことが出来ます。
爪を元気にする強化剤も入っているので、このひと手間で地爪もキレイに◎
色付きのベースコートも乳白色のベースコートは、ファンデーションの下地のように色を補正する効果が。
マニキュアの色をキレイに出してくれます。
いよいよネイルカラー!

 

いよいよネイルカラー!塗る時に大事なのは、ハケにとるマニキュアの量!
ハケを広げるイメージで、根元をしごいて、先に液を残すようにしてください。
量の目安は、ハケの先半分くらいに残す程度に。

 

まずはサイドから。

 

まずはサイドから。中央から塗ると、爪のサイドにマニキュアが溜まってしまい、はみ出しがち。
爪のサイドから塗ると爪の形にそってキレイに塗れます。
根元は糸1本分あけると、はがれにくくキレイに◎

 

最後に爪先の淵も。

 

最後に爪先の淵も。縁に塗ることで、マニキュアが格段にはがれにくくなります!
量を少なめにとって、爪の内側を塗るイメージで塗ると表面にはみ出しません。

 

トップコートを塗ってはがれにくく!

 

トップコートを塗ってはがれにくく!トップコートもサイドから塗っていきます。
マニキュアをコーティングする効果はもちろん、ツヤも出してくれるので見た目もぐっとキレイに。
多めに塗るのがおすすめです。

 

オイルで速乾&美しい指先に

 

オイルで速乾&美しい指先にトップコートを塗って2分ぐらいしたら、爪周りの指にオイルを塗ります。
マニキュアが乾きにくくなるんじゃない??と思うのは間違い!逆に、早く乾かす効果があるんです。

 

完成!

 

はがれてきた時の簡単リペア

 

ネイルの爪先はどうしてもはがれやすい部分。
はがれてきちゃった…(;;)という時に、可愛くカンタンにリペアできる方法をお教えします?

 

同じ色を少量、重ね塗りします

 

同じ色を少量、重ね塗りしますはがれた部分にだけ重ねて塗ります。
大事なポイントは、厚くならないように、少量で塗ること!

 

ラメを重ねます

 

ラメを重ねます重ね塗りした部分にラメを塗って、可愛くカムフラージュ?
粗いラメと細かいラメを2種類使うとGOOD◎爪に表情が出ます。
また、ラメを塗ったらトップコートは必須ですよ!
2種類のラメの塗り方最初に粗いラメを爪先に塗ります。
少し乾いたかな?というところで、次に細かいラメをもう少し広い範囲に重ねて塗ります。
グラデーションになって、プロっぽく洗練された仕上がりに。

 

 

可愛くなって完成!

 

可愛くなって完成!
まとめマニキュアをキレイに塗る方法&簡単リペアのコツをレッスン☆

ファンデーションの種類と肌質・メイクテクニックに合った選び方

初めてメイクする方が、誰にも相談せずに1人でファンデーションを買いに行ったら、何を買えば良いのか考え込む事になってしまう事でしょう。

 

ファンデーションは種類が多く、自分には何が合っているのかは簡単には決められません。

 

ここでは、肌質に沿ったファンデーションの選び方と、テクニックに沿った選び方をご紹介いたします。

 

ファンデーションの種類

 

大きく分ければ「パウダー(粉)」と「リキッド(液)」という事になります。

 

パウダリーファンデーション

 

粉末を固めた形状になっていて、通常はコンパクトに入っています。多くの方が一番使いやすいファンデーションです。
肌質:普通肌〜油性肌向け
テクニック:初心者〜上級まで
質感:軽い物が多い
カバー力:薄い物が多い
化粧もち:崩れやすいが化粧直しも簡単

 

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リキッドファンデーション

 

液状ファンデーションです。軽さは物によって様々。乳液のような軽いタッチの物からドロドロとした重たい物まであります。ビンやチューブの容器に入っているのが一般的です。
肌質:乾燥肌〜普通肌向け
テクニック:重たい物ほど初心者には難しい
質感:物によって様々。油分が多いほど重たいテクスチャー
カバー力:大きい物が多い
化粧もち:崩れにくいが化粧直しはできない

 

カバーマーク (COVERMARK) エッセンスファンデーション リキッド (ジャスミーカラー) 25ml

 

スティックファンデーション

 

パウダーがリキッドで固められて棒状になったようなファンデーションです。肌に直接塗りつけてパフで伸ばします。
肌質:乾燥肌〜普通肌向け
テクニック:ムラになりやすく初心者には難しい
質感:重たいテクスチャー
カバー力:大きい
化粧もち:崩れやすい物が多い。化粧直しはできない

 

クリームファンデーション

 

ビンの容器に入っているのが一般的です。文字通りクリーム状のファンデーションです。(ジェル状の物もあります)
肌質:乾燥肌〜普通肌向け
テクニック:ムラになりやすく初心者には難しい
質感:物によって様々だが大抵は重たいテクスチャー
カバー力:大きい物が多い
化粧もち:物によるが崩れやすい物が多い。化粧直しはできない

 

マックスファクター SK-II/SK2 フェイシャルトリートメントクリームファンデーション 25g

 

リキッド、スティック、クリームを使う場合は、朝使用したら外出先での化粧直しはルースパウダー(お粉)でする事をお薦めします。

 

こんな物もあります

 

水ファンデーション

 

油分を一切含まないファンデーションです。「液状」と言うよりもローションに近いテクスチャーです。カバー力があるので、ファンデーションに油分が入っている事を嫌う方々から人気があります。

 

仕上がりは上手く塗る事ができれば自然です。慣れもあるかも知れませんが、メイクテクニックが非常に必要なファンデーションです。

 

三井 ミツイアクアビューティー  オークル� (水おしろい)

 

スプレータイプファンデーション

 

筆者が知る限りでは「SKII」からしか発売されていません。

 

カバー力も付き方もスプレーの量で調整でき、化粧直しは顔に吹き付けるだけなので大変楽です。テクニックも一切必要ありません。初心者でも充分使いこなせる商品です。

 

ファンデーションの色選び

 

自分でドラッグストアなどで選びたい気持ちも解りますが、一度はカウンターでアドバイザーの方に色味を見てもらいましょう。

 

自分で思った「合う」印象と余所から見た印象はやはり違います。1度でも合う色を教えてもらえれば、その後は同じような色を選べば良いので、どこで何を買おうと自由です。

 

おわりに

 

どんなファンデーションを使うにせよ、化粧もちを良くするのも仕上がりを良くするのもベース作りに掛かっています。

 

基礎化粧品をきちんと使って肌を整え、下地を塗ってからファンデーションを使用しましょう。良いメイクは良い素肌からです。

基礎化粧品を使う正しい順番

基礎化粧品とは、メイクのための化粧品ではなく、スキンケアのための化粧品のことです。そして、種類も様々です。使っているアイテム数は人それぞれだと思いますが、こちらでは、ひとまず基本の流れを抑えておきましょう。

 

洗顔後の素肌には、@化粧水、A美容液、B乳液、Cクリーム、が鉄則。基本的なことですが、スキンケアには、この順番を守ることがとても大切です。基礎化粧品を一つのメーカーで揃えることを「ライン使い」と呼んだりします。こだわっている方もいるかもしれませんが、バラバラでも全然問題ありません。大切なのは自分に合ったものを順番に使うこと!まずはこの4つの順番を、頭に入れておいてください。

 

化粧品ごとの役割で順番が決まっている

 

なぜ、基礎化粧品に「正しい順番」があるのでしょう。それは、基礎化粧品それぞれの果たす役割が異なるからです。物事に順序がある様に、スキンケアにも順序があるんですね。それでは順番に使う基礎化粧品と役割を解説していきましょう。

 

<化粧水>
最初は化粧水。洗顔によって、汚れとともに失われたお肌の保湿成分を補うのが主な役割です。化粧水がしっかりと角質層まで浸透することで、後に続く基礎化粧品が効率よく浸透しやすくもなります。他のステップは場合によっては省略してもいいですが、化粧水だけは、洗顔後、直ちに、必ず使用することをオススメします。洗顔と化粧水は、セットと考えてよいでしょう。

 

<美容液>
しわやたるみなど肌トラブルの気になる箇所に、有効成分を補います。「保湿」や「美白」など目的別に特化していて、足りない部分に集中的なケアができます。「スキンケアは必要最小限で済ませたい」という方は省略してしまってもいいと思います。

 

<乳液>
油分と水分をバランス良く配合していて、保湿もしつつ、必要な油分も補う役割を果たします

 

<クリーム>
乳液よりも油分を多く配合されていて、これまでの手順で与えてきた有効成分をお肌に閉じ込めるフタの役割をします。

 

化粧品の効果を引き出すためにも、順序をしっかり意識して

 

正しいスキンケアの流れは上記の通りですが、順序を誤るとどうでしょう。勿論、お肌のコンディションや肌質によって、途中を飛ばしたり量を加減すると思いますが、順序を誤ると、せっかくの基礎化粧品の効果が大きく損なわれてしまいます。それぞれの役割を知れば当然なのですが、効率的にお肌をケアできないばかりでなく、かえってお肌に悪影響をおよぼすこともあります。

 

例えば、洗顔後、いきなりクリームを塗ってしまったら…。お肌に必要な水分が浸透していないところを、いきなり油分でフタをしてしまうことで、乾燥やニキビなどのトラブルになる場合があります。スキンケアの基本中の基本ですが、基礎化粧品は、正しい順番を守って使用するようにしましょう。

 

「洗顔料」の効果と種類について

 

「洗顔はスキンケアの基本!」と言いますが、そもそも洗顔の目的って何なのでしょう。ご存じの通り、お肌の汚れを落とすことです。汚れとは、皮脂汚れやメイク、大気中の汚れが吸着したものなど様々ですが、古くなった角質も一緒に落とすことで、お肌のターンオーバーを促します。

 

お肌には、お肌を美しく保つバリア機能が備わっていますが、汚れを落とすことは、お肌だけではできません。だからこそ洗顔はスキンケアの基本であり、絶対に手抜きのできないケアでもあるのです。

 

洗顔料の効果

 

洗顔による効果は洗顔方法なども関係してきますが、どんな洗顔料を使うかということが大きくなります。洗顔料に期待できる主な効果としては、「お肌を洗う」、「古い角質を除去する」が挙げられます。

 

洗浄成分としては、植物由来のものや動物由来のもの、化学合成されたものなど様々ですが、そのすべてに界面活性剤が含まれています。そして、角質を除去する成分としては、クエン酸や乳酸などがあげられ、タンパク質を分解したり柔らかくして古い角質をはがしやすくし、除去します。

 

含まれる成分により効果の強さも質も違ってきますが、効果が強すぎても弱すぎても、お肌によくありません。特に、洗浄力の強すぎるものは避けた方が無難です。保湿やお肌にハリを与える、ニキビを防ぐ、黒ずみを抑えるなどの効果が期待できるものもありますが、他の基礎化粧品でカバーできる効果と言えます。いろんな効果が期待できるものは、魅力的にきこえますが、洗顔料に期待する効果としては、洗浄力と角質の除去を最優先として、合うものを選ぶとよいと思います。

 

洗顔料の種類

 

洗顔料を形状で分類すると、「フォームタイプ」、「ジェルタイプ」、「泡タイプ」、「固形タイプ」と、大まかに4種類に分類できます。

 

<フォームタイプ>
チューブに入っているものが多く、最も一般的です。使用には、十分に泡立てることと、一度に使う量が多くなりすぎないことに注意するとよいでしょう。粒々のスクラブ入り洗顔料は、さっぱりとした洗いあがりが特徴ですが、お肌を傷つけてしまうことがあるため、避けた方が無難です。

 

<ジェルタイプ>
「ジェルタイプ」は、水分が多いため泡立ちやすく、洗いあがりもさっぱりしています。洗浄力は高めのものが多いので、脂性肌の方にオススメです。洗顔後にヌルヌル感が残る場合、保湿効果ではなくすすぎが不十分という可能性もあるので注意が必要です。

 

<泡タイプ>
どのようなタイプの洗顔料を使うにしても、お肌への負担を小さくするため、丁寧に泡立ててきめ細かい泡で洗うことが大切です。泡タイプの洗顔料は、ポンプ式で、泡の状態で出てくるため、使いやすく、お肌への負担も小さいというメリットがあります。

 

<石けんタイプ>
美容成分の入ったものから、天然成分やオーガニックなど、種類が豊富な石けん。お肌の弱い方が成分表を見て選びやすいなど、より自分に合ったものを見つけやすい点があります。また、しっかりと泡立てて使用することがポイントです。

 

その他、パウダータイプやピーリングタイプなどもありますから、豊富な選択肢の中から、色々と試してみるのもいいでしょう。毎日使うものですから、自分のお肌に合ったものを見つけてみて下さい。

 

「化粧水」の効果と種類について

 

化粧水は、洗顔後の素肌に、まず一番につける基礎化粧品です。化粧水の効果は、お肌を保湿して、キメを整えること。洗顔後のお肌は、保湿に必要な成分や油分も汚れと共に落とされてしまった不安定な状態です。ここに、化粧水ですかさず水分と保湿成分を補うことで、お肌に潤いを与え、続く美容液なども浸透しやすい状態に整えます。

 

水分を補うためならと、ただの水を肌につけたところで、表面が濡れるだけですよね。化粧水の成分も、割合的には水(精製水)が7〜8割を占めていますが、お肌を保湿するための成分として低分子で浸透力の高いグリセリンやベタインなどや、高分子で表面にとどまり水分の蒸発を防ぐヒアルロン酸やコラーゲンなどをバランス良く配合することで、お肌に馴染みやすく浸透しやすい工夫がされています。

 

化粧水の種類と選び方

 

化粧水は目的別に様々な種類があります。保湿意外に特に目的のない「一般肌用化粧水」、シミ・そばかす対策や美白を目的とした「美白化粧水」、ひびやあかぎれ対策には「アルカリ性化粧水」、キメを整える「収斂(しゅうれん)化粧水」、古い角質や汚れを除去する「拭き取り化粧水」、「ニキビ用化粧水」、「プレ化粧水」、などなど。

 

様々なものがありすぎてどれを選べばよいのか迷ってしまいますが、まずは普段用に「一般肌用化粧水」を常備した上で、目的にあったものがあれば一般肌用化粧水の補足的な位置づけで使用するとよいと思います。

 

化粧水の効果的な使い方

 

化粧水を付けるのに、多くの方が「手のひら」か「コットン」のどちらかを使っていると思います。どちらにも一長一短があり、これがベスト!と必ずしも言い切れないのですが、効果的な使い方を少しご紹介します。

 

まず、手のひらを使う場合、コットンよりもお肌への刺激が小さく、手の温もりで自然と毛穴が開き浸透しやすいというメリットがあります。但し、デメリットとしては、コットンに比べ、ムラなく十分に浸透させることが難しいといえます。

 

逆に、コットンを使う場合、優しくパッティングしても手のひらに比べると多少お肌へ刺激を与えてしまいますが、ムラなく十分に浸透させることができます。コットンには、ケチらずたっぷりと化粧水を含ませることも大切です。

 

どちらの場合も、洗顔後、できるだけ時間を空けずにケアすることと、「パッティング」といってもパチパチはたくのはNG。優しく押さえてじっくり馴染ませるというのがポイントです。そして、特に乾燥しがちな目元や口元には、たっぷり化粧水を含ませたコットンをのせて5分くらい放置するというのも、効果的です。

 

「美容液」の効果と種類について

 

基礎化粧品の中でも、特別なケアをしてくれるのが美容液です。「化粧水では少し物足りない」、「しわをケアしたい」など、ちょっとした悩みを抱えている方、プラスアルファのケアを望んでいる方にオススメです。

 

美容液の効果は種類により様々ですが、有効成分が濃縮して配合されていて、気になる箇所に、潤いや美白、アンチエイジングなど、目的に沿った集中的なケアができます。美容液は、少量で効果は絶大。むしろ、つけすぎたり何度も重ね塗りするのはNGです。化粧水と乳液の間に美容液をそっとのせる…、そのひと手間がワンランク上の美肌を導いてくれるかもしれません。

 

美容液の種類と選び方

 

美容液は、その目的によって種類も様々です。そんな中でも、主流はやはり「保湿美容液」です。乾燥しやすい目元や口元を集中的に保湿することで、結果的にしわやたるみ対策にもなります。他に、美白美容液、ニキビ用美容液、しわ用美容液、しみ用美容液、化粧下地兼用美容液など、様々なものがあります。

 

美白美容液では、アルブチンやビタミンC誘導体などの美白有効成分が、メラニンの合成抑制と、すでにできてしまったメラニンを定着させないように働きかけます。しわ用美容液では、お肌のターンオーバーを促進するEGFや、FGF、コラーゲン、プラセンタなど、併せてとると相乗効果があるとされる有効成分が凝縮されています。
それぞれ目的に特化した有効成分が高濃度に配合されていますから、お肌に合うものを探してみて下さい。

 

美容液の効果的な使い方

 

基礎化粧品は医薬品ではないのであまり神経質に考える必要はありませんが、美容液をあれもこれもと複数重ねてつけるのはNGです。一度につける美容液は一種類に留め、量にも気を付けましょう。

 

気になるものが複数あれば、朝と夜で使い分けするのが効果的です。例えば、朝は化粧下地兼用美容液、夜は美白用美容液など。化粧下地兼用美容液は、お肌の表面を整えメイクのりがよくなるのに加え、紫外線対策にも効果のあるものが多いので、朝のスキンケアにはオススメです。夜は、お肌の再生が最も活発になる「お肌のゴールデンタイム」です。このタイミングを最大限に生かし、昼間はメイクで使いにくいこってりとしたテクスチャーのものをつけるのも効果的です。

 

「乳液」の効果と種類について

 

「乳液はべたつくから使わない」、「脂性肌だからスキンケアは化粧水だけ」などという方がいたら、乳液をすこし誤解しているかもしれません。

 

乳液は、殆どが水分でできている化粧水とは違い、20〜30%の油分を含んでいます。でも、それは化粧水や美容液の成分をお肌に閉じ込める蓋の役割を担っているから。そして、乳液自体にも潤いを与える効果があるため、「お肌に潤いを与える+蓋をして乾燥を防ぐ」という二つの効果をもっています。洗顔、化粧水に続いて乳液をつけるところまでが、スキンケアの基本となり、どれも外せない要素です。更に、乳液の前に美容液を、乳液のあとにクリームをプラスすることもできます。

 

乳液のべたつきが気になる方は、その乳液が合っていないのか、量が多すぎる可能性が考えられます。脂性肌の方でも、乳液なしではお肌は乾燥してしまいますから、さっぱりタイプの乳液を選んで、化粧水の後に適量を使用することをオススメします。

 

乳液の種類

 

乳液の種類は、「保湿乳液」、「UV乳液」、「ティント乳液」の3つにわけることができます。
保湿乳液は、いわゆる一般的な乳液全般のことです。UV乳液は、乳液の保湿効果に美白効果を加えた乳液です。具体的には、紫外線をカットすることと、メラニンの合成を抑えてしみやくすみを防止するWの効果を謳うものが多いようです。

 

ティント乳液は、乳液の保湿効果に化粧下地としての役割を加えた乳液です。スキンケア後にメイクをする場合、メイクの工程を短縮でき、とても便利です。中には、紫外線をカットする効果のあるものもあります。

 

乳液の効果的な使い方

 

乳液は、基本的に洗顔後のスキンケアには毎回取り入れることをオススメしますが、脂性肌の方ならTゾーンには少な目にするか、つけなくてもよいと思います。また、ケア後にメイクをする朝と、ケア後に就寝する夜でタイプの異なる乳液を使い分けるのは効果的です。

 

就寝中はお肌から水分が失われる一方です。乳液をたっぷりめにつけたり、乳液の後にクリームを使用すれば更に保湿効果が高まりますし、就寝中のお肌の再生を促すこともできます。万全のケアをして床に就く習慣をつけると、朝の目覚めとともにお肌の改善を実感できると思います。

 

「スキンクリーム」の効果と種類について

 

スキンクリームとは、肌に浸透させた化粧水や必要な皮脂が肌から蒸発していかないように閉じ込めておく基礎化粧品のひとつ。「クリーム」「保湿クリーム」「美容クリーム」と呼ばれており、その役割からスキンケアの最後に使います。

 

油分が多く、こってりとしたテクスチャーが特徴であるゆえに「テカるからスキンクリームは使わない」と言う人も多いのではないでしょうか。けれど、そのベタつきの原因、実は乾燥かもしれません。というのも、肌が乾燥することで皮脂をたくさん出して、肌を守ろうとしている場合がほとんどなのです。

 

正しい使い方をすれば肌の乾燥を防ぎ、余分な皮脂によるテカリも防げるかもしれないスキンクリーム。その効果や種類を理解して、上手に使いこなしてみませんか?

 

おすすめの配合成分はこの3つ。

 

どんなに高価であったり、コスメサイトで評価が高いものでも、自分の肌に合わないスキンクリームを使っても意味はありません。最も多いのは、上記にも挙げたように「オイリー肌だと思っていたら、実は乾燥肌だった」という誤解。必要以上に洗い流してしまうと、テカリも乾燥もさらにひどくなってしまいます。

 

そこでおすすめなのは乾燥肌に効果があると言われるヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドが含まれているスキンクリームを使うこと。ヒアルロン酸は保水力に優れており、みずみずしさを保ってくれます。コラーゲンは肌のハリをキープして、シワが気にならないなめらかな肌を維持するのに役立ちます。

 

そして最近注目されているセラミドは、「これ無しでは美肌はありえない」とまで言われるもの。細胞と細胞をつなぎ合わせている成分で、細胞に作用するコラーゲンやヒアルロン酸をどんなにたっぷりと与えても、セラミドがなければ意味がないのです。

 

つけ方にも工夫をして乾燥知らずの肌へ。

 

まずは化粧水をしっかりと肌に浸透させます。化粧水をバシャバシャつけてからすぐに乳液や美容液をつける人がいますが、それはNG。化粧水がなじんでいないまま別のものをつけても意味はありません。化粧水をつけたあと5分ほど置いてから乳液や美容液をつけましょう。

 

それからさらに5分ほど空けてからスキンクリームをつけますが、量に注意します。小指の先くらいの量で十分。あまりつけすぎるとテカリやベタつきの原因になってしまいます。

 

頬、おでこ、あごにちょこちょこと載せてからゆっくりと全体に伸ばします。仕上げに手の平と指全体を使って顔を包み込むようにハンドプレスをすると、体温によって肌になじんで乾燥しにくくなります。

 

使用後にベタつきが気になるようであれば、ティッシュで軽くおさえたり、使用量を減らしても大丈夫です。毎日のスキンケアに取り入れてみて、自分の適量や合う使い方を知っておきましょう。

 

「日焼け止め」の効果と種類について

 

ご存知ですか?紫外線は、シミ、そばかすの原因となるばかりではなく、シワやたるみの原因にもなっていることを。紫外線は肌のハリを作り出す元であるコラーゲンを破壊して、皮膚の老化を進行させます。だから、あらゆるエイジングサインを引き起こしてしまうというわけ。

 

紫外線を浴びるのが3分以上という短い時間であっても肌はダメージを受けてしまうので、外へ出るときは必ず日焼け止めを塗りましょう。たとえコンビニへいく、ゴミ出しをする、洗濯物を干すというように、たった数分であっても紫外線対策は必要なのです。

 

そこで必要なのは日焼け止めですが、種類が多くSPFやPAといった記号まで様々なので、選ぶのも難しいと感じている方もいるのではないでしょうか?そんな日焼け止めの種類、役割、効果的な使い方を覚えておいて、購入時や使用時に役立てましょう。

 

いまさら聞けない…SPFやPAの見方。

 

紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)があり、前者は衣服を通り抜けて肌の奥深くまで届き、コラーゲンを破壊します。このA波を防ぐ指標がPAで、+の数が多いほど効果が高いことになります。

 

一方B波は肌表面への影響力が大きく、肌が黒くなる直接の原因とされているもの。これによって肌が影響を受け始めるまでに約20分かかると言われていますが、SPFの値は影響を受け始める時間をひきのばせるかということを示しています。たとえばSPFが15の場合、20分×15=300分ということになり、日焼けを5時間食い止められるということになります。

 

2013年に解禁されたPA4+(PA++++)

 

ちなみに今まではPA+++が最高とされてきましたが、2013年の1月にPA++++という表記が解禁されました。肌の奥深くまで入り込むA波の影響が予想以上に大きいという研究結果から、A波に対するより高い処方技術が求められるようになったためです。

 

紫外線を避けるならば、パッケージに記されたSPFやPAは、数字が大きいものや+マークの多いものを選んだ方が良い気がしますが、一概にそうとは言えません。なぜなら、値の高いものはその分だけ肌に負担をかけてしまうからです。

 

特にSPF50+以上の日焼け止めは“紫外線吸収剤”を含んでいるものが多くなります。紫外線吸収剤は「アレルギー等の皮膚障害を引き起こす恐れのある成分」として旧表示成分に指定されているため、敏感肌の方は使用の際に注意が必要です。

 

顔と体で違う!日焼け止めのポイント。

 

・顔…2層タイプのものはよく振ってから手のひらに適量をとり、顔全体にごく薄く伸ばします。さらにもう一度、同じように薄く重ねづけを。量が多いとムラになったり、重ねたファンデーションとボロボロ取れてくるので注意しましょう。うっかり忘れがちな首や耳、襟足にもしっかりと塗ります。

 

・体…顔と同じく、2層タイプのものはよく振ってから使います。今度は手に取らずに、容器から直接肌の上に載せます。大きな円を描くように、手のひら全体で肌にフィットさせながら広げてなじませればOK。手や足の甲、指、胴体の側面は忘れがちなので気をつけましょう。長時間外にいると汗で流れてしまうので、夏場は2〜3時間おきに塗りなおすこともお忘れなく。

 

「シートマスク・パック」の効果と種類について

 

化粧水や乳液といった日々のお手入れに加えて、定期的にスペシャルケアを取り入れている人も多いのではないでしょうか。パック、ピーリング、マッサージ、フェイシャルエステ、鍼…さまざまなケア方法がありますが、中でも特に人気なのはシートマスクのようです。

 

簡単に使えるうえに、1度の使用でも肌がモチモチになれることから、年齢を問わず取り入れる人が多いシートマスク。週に1〜2回の使用でも続けることで肌の変化を感じられますが、季節の変わり目で乾燥や肌質が気になる場合は、毎日使っても大丈夫です。

 

効果的な使い方やタイミング

 

シートマスクには美容成分がたっぷりとしみこませてあるので、美容液の代わりとして使うイメージです。化粧水で水分を与えてあげてから肌に載せてあげましょう。その際、目元や口元が露出して乾燥してしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

そうならないために、シートマスクを載せる前に目元と口元にアイクリームをつけておくのがおすすめ。ちょっとした工夫で、顔全体をしっとりうるおわせることができます。

 

なお、シートマスクに代表されるスペシャルケアは、肌の調子が悪いときにだけするものではありません。そもそも化粧品は肌の調子を整えるもの。週1〜2回でもコンスタントに取り入れることで、肌の調子を保ち、デートやパーティーの前日にさらにプラスして使うのがおすすめです。

 

時間に注意!長ければOKではありません

 

「肌につけている時間が長いほどうるおいそう」というのは間違いです!むしろ、長時間使うことでうるおうどころか肌に負担となってしまうこともあるくらい。というのも、シートマスクも外気に触れることで乾燥すると、本来の役割が果たせなくなってしまうのです。逆に肌から水分や皮脂を奪おうとするため、余計に乾燥してしまうことも。

 

間違った使い方を繰り返していると、肌に赤みがでてしまったり、かゆみが出てしまうのでご注意を。マスクが乾ききらないうちにはずしましょう。目安はだいたい10〜15分ほど。パッケージの裏に使用時間が記載されていれば、その時間を守ってください。

 

シートマスクの選び方

 

シートマスクといえば第一に“保湿”ですが、最近では美白用やたるみケア用、アンチエイジング対策向けなど、様々な種類が出回っています。ドラッグストアや薬局、バラエティショップにいろいろな種類のものが置いてあるので、今自分の肌に必要なものを選びましょう。

 

また、1つの袋に何十枚も入っているお得感のあるものや、1つに1枚のみのリッチなものなど、パッケージにもいろいろな工夫があります。デイリーケアには手軽に使えるたっぷり入ったものを使って、特別な日の前日には個包装のものを使うなど、気分やシーンによって使い分けるのを楽しんでみませんか?

 

知らないと大変!基礎化粧品の使用期限

 

化粧品にも使用期限があることを知っていましたか?メーカーや種類にもよりますが、基礎化粧品なら未開封(空気に触れていない状態)で約3年、開封後は半年を目安にしたいもの。製造日表記のある化粧品はまだ少ないですから、いつ買ったのか忘れて放置してしまいがちです。使用期限を過ぎたものを使うと、肌トラブルになってしまう可能性があるので注意が必要です。

 

化粧品は、酸化が進んで劣化していく

 

たとえ未使用で保管してしっかりフタをしていても、一度開封すると空気が入り込み、酸化が進みます。未使用で製造から3年未満の化粧品であっても、温度の高い場所や直射日光の当たりやすい場所に放置されているものは、やはり劣化している可能性があります。

 

また、手で触れた部分から雑菌が付着し、それが化粧品の中で繁殖している場合もあります。このような状態の化粧品で肌のお手入れをすると、肌荒れの原因になる可能性があります。

 

開封してから1年経った化粧品は

 

基礎化粧品は購入したシーズンに使い切るのがよいですが、たとえば、半分残っている夏ものの化粧品を翌年の夏に、という場合は、顔などの目立つ部分でなく、ひじやひざ、かかとなどに少量つけて様子をみましょう。かぶれやかゆみなどが起こらなければ、目立たない部分用として使ってもいいでしょう。

 

ただし、開封から1年以上経過しているものは廃棄することをおすすめします。
また、最近は保存剤・防腐剤等が添加されていないナチュラル志向の化粧品が人気ですが、やはり添加物入りの化粧品より劣化が早いというリスクがありますので、より注意が必要です。

 

保管方法にも気をつけましょう

 

お家で使うボトルの化粧品は、開封したその日にマジックで日付を書いておきましょう。原始的な方法ではありますが、これが一番安全です。そして、直射日光の当たりにくい、涼しい場所に保管して使い切るようにしてください。ただし、一般的な基礎化粧品の冷蔵庫での保管は出し入れしたときの温度変化が激しいのでおすすめできません。手作りの化粧品や完全無添加の化粧品などは、冷蔵庫での保管を推奨されているものもあります。

 

私たちは毎日賞味期限を気にしながら食材を料理し、食べて健康を保っています。同じく化粧品も肌から体内に入っていくものですから、肌の健康のためにも、使用期限についても細心の注意を払うようにしましょう。